隣人達からのクリスマスカード
渡英して今の家に引っ越してきた時、近隣の方々から2、3通ほどWelcomeカードをいただいた。
当初、この界隈だけの文化かと勘違いしていたのだけど、英国はグリーティングカードのやり取りが盛んで、Card Factory などの専門チェーン店まであったりする。
今の時期は、クリスマスカードのやりとりが日本の年賀状的な感じで盛んで、12月中旬以降、うちの子供らも毎日のように同級生からクリスマスカードを貰って来ていた。
うちの奥様と言えば、今年の1月中旬くらいに安売りされていた(まあまあ豪華な)クリスマスカードを今回向けにしっかり確保なさっていて、主要な交流相手の方々にはそのカードに加え、近頃の趣味のように作りまくっている布マスクをご家族分添えて手渡ししたり郵送したりしていた。
早いもので渡英後2回目のクリスマスである。
1年半くらい経ったわけで、
名前は知らないけど会えば挨拶を交わす
そういった顔見知りレベルの隣人たちも増え、今年はその方々からもクリスマスカードを頂いている。
当然ながら(奥様が)お返しのカードを書くのだけども、、、困ったケースが目下2つほど発生している。
1つ目は「どこの住人かわからない」問題。
隣人とのクリスマスカードのやり取りで、わざわざ切手貼って郵送すなんてことはしないので、皆さん手持ちで直接うちに投函してくれるのだが、封筒にもカードにも住所記載が無いものがある。
名前だけ書かれていて、何番のお宅なのかが分からないのでお返しのカード投函ができないわけだ。
休職前、会社で電話を取ったときに、
「スズキ(仮)だけどサトウ(仮)くんいる?」
みたいに、所属を言わずに私の上司に電話を掛けてくる人が時たまいたのを思い出す。
私の上司を❝くん付け❞で呼ぶ時点で、きっと私の上司よりかなり偉いわけで、
「いや、俺あんた知らんし!」
などとは口が裂けても言えない。
とりあえず不在を伝えて後で上司に連絡したらそのスズキ(仮)さんはメチャメチャえらい役員だったりして、知らない私の方がまずいのか??と思っちゃったりしたこともあったのだが、、、まあ名前だけじゃ情報が不足することも人とのやり取りの中では多いのだ。
我が家は敷地内に20軒くらいの戸建てがある場所なので、この20軒のうちのどこかなのだけど、、、当てずっぽうで投函するわけにもいかんしどうしたもんか。これは、長年ここにお住いの隣のM婦に聞くしかないかな?
そして2つ目。
これは隣のM婦もそうなのだけど「字のクセがすごい!!」問題。
手紙みたいにそこそこの長文が書かれていたら、他のワードの筆跡と比較しながら解読できたりするんだけど、クリスマスカードって簡単な挨拶しか書いてないからヒントが非常に少なくてマジ解読不能。
しかもそれが名前だったりするので、返事のカード書く際に結構困る。
1通目は読みにくいが多分、Lorraineだと思う。
この程度の乱れであれば、ヒントが少なくても推測して、さらにこんな名前があるかググって確認すれば解決できる。
2通目は読みにくくて、想像すら出来ない。
Cかな・・・?Cで始まって、lyで終わる名前かな・・・?
なんだろう、、、全然思いつかんな・・・。
これはもうネイティブに見てもらうしかないな、ということで、たまたま数日前にD爺夫妻とZoomでお喋りする機会があったので、その際にこのカードを見せて読めるか聞いてみたら、
D爺「Uhhhm... Big mystery...」
と言われ爆笑してしまった。D爺も、奥さんのC婦も読めず、予想もつかないそうで、C婦には、
多分、イギリスで一般的じゃない名前だと思うわ。
家分かってるなら、子供凸らせて名前聞かせればいいのよ!
となかなかハードル高い解決策を提案されたりしたのだが、これもまた隣のM婦に1つ目の件と併せて聞くのが良いかな?と思っている。
で、D爺曰く、
英国人の間でもこういうことは珍しくない
そうだ。
言われてみれば思い当たることがあって、字のクセがすごい郵便物が、これまでに3回我が家に誤配送されてきたことがある。
3回とも同じ差出人からのものなのだけど、宛名のクセがすごくてうちの住所と勘違いされてしまうようで、先日もクリスマスカードらしきものが我が家に舞い込んできてた。私の手で再度ポスト投函して、その後のことは知らないのだけど、、、
字のクセがすごいことが原因で、正しく届いていない郵便物って、
この国全体で見たら結構あるんじゃないかな・・・?
などと思ってしまった。
郵便物の宛名は、筆記体ではなくブロック体で書くように!
と、ボリジョンとかロイヤルメールの偉い人にお触れでも出して貰いたい、そんなことを思うメリークリスマスである。
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