人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

子供のフラッシュ学習ツールを自作してみた

3月末から9月頭まで、たっぷり半年ほどホームラーニング期間が続いた。
朝から晩まで2匹の小獣が家にいたわけだが、こちとらずっと相手をしてやれるほど悟りを開いているわけでもないので、何とかしてこやつらに自主学習の習慣をつけさせねば・・・と思い、色々と試行錯誤する日々でもあった。

振り返ってみると、東進オンライン学校、19ch.tv、Twinkle kidsといった動画授業や、学校が契約しているオンライン学習ツールなどに頼ることが多かったのだけど、暗記ものに関してはやはり反復練習が必要なので、これらだけでは物足りない感が多々あった。

私の場合、何かしら勉強するにあたっては「脳の記憶メカニズム」を念頭に置くようにしていて、それは

 記憶として定着しやすいのは、長期にわたり、かつ定期的に触れる情報

であるということ。

例えばある英単語を覚えたくて50回練習するとする。
この場合、1日で一気に50回練習するよりも、5日間に分けて10回ずつ練習したほうが記憶が定着しやすい。
私の体感的には、5日連続でやるよりも、3~4日おきくらいで練習したほうが、より覚えがよくなるとも感じている。

この記憶メカニズムの身近な事例としては、毎朝見かける人の顔はそんなつもりはなくても勝手に覚えてしまったり、前の家の住所を徐々に忘れていってしまう(定着度が高いのでゆっくり忘れていく)が今の住所を忘れることはまず無かったり、そして知らん間にポケモンの名前を山ほど覚えてしまっている・・・!!などがあったりする。

要するに、暗記ものに関しては「付け焼き刃」は短期記憶にしかならず非効率。長期記憶として定着させるためには「継続は力なり」という発想が重要!!であり、既に脳がカチコチに固まってしまってるオッサンにとって、本当にこの記憶メカニズムは知識として重要だと感じることが多い。

そして!忘れてはならない最重要要素として、

 子供らにずっと張り付いて勉強を教えるのはツライ!
 やりたくない!もっと楽をしたい!!

がある。下心丸出しな叫びであるが、楽チンに続けられる方法じゃないと継続自体が危ぶまれるのだ。

これらを踏まえて考えると、九九や漢字といった暗記物に関しては、

 フラッシュカードって子供でも簡単だし、相性いいんじゃね?

と思ったので、昔なつかしの単語帳を使ってみようと思って購入、、、したはいいが、小学生以下にはそもそも単語帳自体を作る能力が不足しており、

 これ、単語帳に俺が書き込まなアカンやん!

となり、全然楽じゃないので即挫折。
本当に「即」過ぎて、買う前にそんくらい気づけよってレベルだった。

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次に、フラッシュカードのネタがWebに落っこちて無いか探してみた。
で、なんかそれっぽいものがあったので全部印刷して、切って、折ってフラッシュカードを作ってみた。

これは超大変だった。。。超大変だったが、

 未来の自分の時間確保のための投資だ!
 これっきりの作業だ!

と自分を励ましながら頑張って作った、、、が、いざ完成しても子供らはやりっぱなしで片付けないとか、カードが裏表バラバラになるのを揃えるのが大変だとか、簡単に破れるし、簡単に無くなるしで、まーーー作った後の運用が色々と煩わしい!!全然楽にならない!!!

更に、スマホのアプリで良いもんがないかと悪あがきで物色するも、フリーではイマイチ物足りないものしかなく、有償アプリなんてそもそもアウトofガンチューなわけで、、、結局、私の下心を満足させてくれるほどのツールは見あたらず、たどり着いたのは

 自作するしかない

という結論。

問題が出て、すぐ解答も見られて、6歳男子にも操作可能なフラッシュカードを目指し、Google先生を駆使しながらとりあえず作成。
最初のうちは、操作性が悪くてすぐ、

「パパ、なんかおかしくなった〜!」

と、何度も呼ばれ、ちょっと考えて改良して、でもまたすぐに呼ばれて、、、って感じで繰り返し改良。こりゃあ、ちょっとしたアジャイル開発ってなもんですよ。

呼び出しの原因は、ほとんど息子が関係ないキーを押して、打ち込んだ関数を飛ばしてしまったこと。
当初、手持ちのマウス数が足りなかったこともあり、キー操作を簡素化する方向で小細工を弄していったのだけど、6歳児はうっかり違うキーを押してしまうことがヒジョーに多く、結局パパ呼び出し頻度は減らない。

 これはもう、キー触らせること自体がNGだな!!

と考え直し、Poundlandで発見した激安ホイールマウスを調達し、それだけで操作できる仕様に修正。

最近は毎日20分これをやらせているのだけど、ついに息子にこのツールの不備で呼びつけられる事は無くなった・・・!!

まだ年長の年齢ではあるが、一応これでほとんど九九言えるようになったし、1年生の漢字もじんわり読めるようになってきているので、それなりに効果も得られている模様。
そして何よりも

 俺が楽チン!!!

・・・であれば良かったのだが、結局、

「パパ、これわかんな~い」

の呼び出しが増え、また、「字を読めるようにはなるけど書けない」問題なんかも露呈してきたりして、全体的にはあんまり楽にならなかったりするのである。。。

※ご興味ある方は、こちら からダウンロードできるようになっているのでご自由にお使いください。不定期改良する、、、かもしれません。

  





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