クリスマス後の食文化
とあるお店でカレー味ポテトチップスが大量に安売り(£2 → £0.5)してたので一袋買って食べてみたところ、けっこう美味しかった。
味は日本で売ってるカレーせんべいに近い感じ。
こういう好みの味のお菓子に出会える確率って、日本と比べるとかなーり低いので、この機を逃すと二度と買えないかもしれない。
しかも激安!!
だったので、しっかり1ダース大人買いしました。
パッケージに BOXING DAY CURRY の表記があって、
「・・・ボクシングデーカレーってなんだ?」
と思ったわけです。
渡英当初、ボクシングデーという単語を聞いて「はじめの一歩」大好きの私としては、
デンプシーロール!
とか、
フリッカージャブ!!
とか、
ドラゴンフィッシュブロー!!!
とか、思いつくパンチは他にもいっぱいありますが、ボコスカ殴り合うボクシングしか連想できなかったわけです。
「ボクシングデーって?みんなで殴り合うの??」
と、一瞬思ったわけですが、そんな非常識なイベントが存在するはずもないので、
「何か他の意味があるんだろう・・・」
と容易に想像はつき、で、答えとしては、
BOXING DAYとは、クリスマス翌日(12/26)のことで、
クリスマスにも働かないといけない人たちにプレセント(箱)を渡す日。
だそうで、箱のBOXにINGをくっつけた単語なわけです。
これがどう転じてそうなったのかわからないけど、現在は冬のバーゲンが始まる日でもあって、私のメールボックスにもこの時期になるといろんな広告メールが届いたりする。
「じゃあ、なんでその日にカレーなの?」
という疑問が残るのですが、これは、
BOXING DAYには、クリスマスパーティーの余り物を使ってカレーを作る!!
これを BOXING DAY CURRY と呼ぶ!!
という事でした。
私もカレーを作る際、中途半端に余って冷蔵庫や冷凍庫の肥やしになっているもの(よだれ鶏、ハンバーグ、餃子の餡の残りなど)を全てぶち込んで片付けてしまうという高等テクニックを乱用するのですが、そんなボクチンノカレーと非常に酷似した文化です。もしかして私は前世はイギリス人だったのかも!?
・・・いや、普通に誰でもやりますよね、そんくらい、はい、すいません。
ちなみにカレーのルーは、£10前後で買える業務用っぽいジャワカレー1kgがお気に入りです。
BOXING DAY CURRY の意味を知り、ついでにヴィガヌアリー(Veganuary)って言葉を思い出した。
これは、子供らの通う学校で開催されてる英語教室で習った言葉。
こっちだと11月末くらいからちらほらとクリスマスパーティーが開催され始め、クリスマスムードが落ち着くのは年始。
新年のお祝いなんかも含め、この間はパーティーで暴飲暴食する機会が増える。
そんな不摂生期間の後、
1カ月頑張って摂生しましょう!
ってのがVeganuaryの意味で、その由来は、
Vegan + January = Veganuary
という造語だそう。公式サイトによると、まだ歴史は浅く、2014年に生まれた言葉らしい。
そもそもヴィーガンって言葉をこっち来るまで知らなかった私。
当初はこの説明を聞いても理解できなかったのだけど、一度知ると、確かに1月には、ちらほらと街角にこの単語と共にヴィーガンメニューの広告が打たれているのに気づくようになった。
この1、2年、日本のサイトでもヴィーガンって単語をよく見かけるようになった気がする。
もしかしたら近い将来、このヴィガヌアリーって言葉が日本の商人の目に留まって、商利用目的で輸入されたりするのではなかろうか。。。
そして、
ヴィガヌアリーで5kg減!!
なんて言っちゃってる意識高い系の方々が日本にも現れちゃったりするのではないだろうか・・・??と思うと、もう心配で心配で夜もぐっすり8時間寝てしまいます。
ちなみに本日時点、ヴィガヌアリーでググると検索結果は・・・、なんとたったの3件。
ヴィガヌアリーが日本で流行る日は遠そうだ。遠いっていうか、そんな日は来ないかもしれない。
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