人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

D爺からのプレゼント

先日ミシンを購入した奥様は、暇を見つけては布マスクを作っておられ、そのマスクを知人にプレゼントするというのを繰り返している。

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ゴムの付け根に相手のイニシャルの入ったビーズをつけるというサービスっぷりで、受け取った相手からはなかなかの好評をいただいており、その評価が制作意欲に拍車をかけているのか、ミシンを買った10月末からこれまでの1カ月半くらいの間に、コツコツと恐らく50枚くらいは作ったんじゃなかろうか・・・。

そんなマスクを配った相手の中に、昨年、私が教会の掃除を手伝った際に知り合ったD爺もいる。
先日、買い物のついでにD爺の家に立ち寄り、クリスマスカードとマスクを添えて投函してきた。
その後特に反応は無かったのだけど、数日後、

 ピンポーン

とインタホンが鳴って出てみるとD爺がお返しのプレゼントを持って立っていてビックリ。

コロナ禍を異国で過ごす我々が元気にしているかを、ありがたいことに気にかけてくれているようで、最初のロックダウン明けにも一度今日のような突然の訪問があった。
その時は

 「リッチモンドパークまで歩く用事があってその途中に寄ってみたよ」

と言っていて、そんな気持ちがありがたかった一方で、

 え!?D爺リッチモンドパークまで歩くん?!

と、元気すぎる老人を目の当たりにした驚きの方がデカかったりしたのだけど、まあそれ以来なので3カ月ぶりくらいの再会といったところ。

D爺がくれたプレゼントは、うちの子供たち向けの本だったので、包装は解かずにクリスマスツリーの下に置いておいた。
子供らが学校から戻った後、予想通り下の小僧がすぐに発見し、

 「あ!!なんかある!!!」

と興奮の雄たけび。
D爺からのプレゼントの本であることを伝え、包装を解いたところ出てきたのは児童向けの「聖書」であった。

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難しい単語はあまり使われておらず、キレイな絵も多くて、なんだか絵本のような聖書である。

 へーーー!こんなのあるんだ!?


と思わず感心してしまった。
D爺は以前、非ネイティブの近所の子供達に英語を教えていた経験があるらしく、これまでもうちの子たちにこういった児童向けの語学教材をいくつかプレゼントしてくれたことがあった。今回もなんともD爺らしいありがたいプレゼントである。

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息子の方は本だったので少々がっかりしていたが、娘の方は興味を持ったようでさっそく読み始め、

 「これ面白い!凄い面白い!」

と言いながらグイグイ読んでいた。

 子供の吸収力ってホントにすごいな・・・

と、私はなんかちょっと引いてしまった。
こういう時のリアルな反応に「引いちゃう」ってのがあるんだな。。。
児童向けとはいえ英語の聖書をグイグイ読む娘の姿を見て、

 英語能力の伸びは素晴らしいけど、
 それと引き換えに停滞してしまっている力もきっとあるんだろうなぁ~

と思う一方で、

 そんなん気にしててもしょうがないか~

と楽観的に思ったり、

 でもまあ、こういう子供の成長をはっきりと見られるのはハッピーなことだよな~

などと思ったり、しみじみ。

D爺とは、玄関先でソーシャルディスタンスをとりながら、妻も交えて15分ほど会話した。そして、

 「正常に戻ったらまた家族でうちに遊びに来るといい」

と言ってD爺は帰っていった。
ワクチン接種も始まったことだし、来年の春くらいには実現できるといいな、と思うが、、、さてさて、どうなることだろうか。

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