人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

痛服(その2)

痛風(ツウフウ)じゃないよ、痛服(イタフク)だよ。

渡英前に、英国人にウケそうな、日本っぽい服はなんだろうか?と思いを巡らせ、何着か購入したものシリーズの第二段。
繰り返しになるが、、、当然ながら普段使いするつもりで購入したわけではなく、何か適切な機会があればシャレで着用しようと思って購入したものである。

二着目は風神雷神の絵ってカッコいい!」という、完全に私の嗜好からくるものだ。

 好きならそういう服を着ればいい

と言われるかもしれないが、いい年した普通のおっさんが風神雷神のデザインの服を着ていたら相当イタイ。
こんなものを着ていたら暴走族にあこがれるイタイ中年、もしくは旧車会の一員と誤解されるのが関の山である。
そのくらいの分別は持っているのだが、英国であればそもそも誤解対象の暴走族も旧車会も存在しない!!

万が一何か言われても

 これ、日本の国宝の絵なんだよ、芸術なんだよ

とでも返せば不自然じゃないし、むしろ日本アピールになるじゃん?たぶん。。。


人生においてこんなイタイ服を着用するならこの期をおいて他にはない!と言うことで物色開始。
そして、、、キャプテン翼モノと違い、あるわあるわ風神雷神デザイン。
スカジャンとかだと定番みたいで、若者ならお洒落に着こなせるのだろう、きっと。 

 高額品を買うつもりも無いので、5000円程度のリーズナブル価格品をamazonで購入。

 

さて、渡英後。
何かの機会にシャレで着用するつもりだった「風神雷神ブルゾン」。
ファスナーの質が悪く、ポケットのボタンもしょぼい。
だけど、マイナスポイントはそれだけ。


肌寒い日々の普段使い防寒着としてあまりにも優秀であり、秋口以降、完全に毎日着るようになってしまった。。。これまた全くもって予想外の展開である。

 

南葛ジャージと違い、妻からも何も突っ込まれない。

ベース色が黒で落ち着いている感があるからだろうか・・・?

 

そしてもう一つ、切り離せないグッズがある。
渡英直前に、パパ友のツテで、生まれて始めて神社の御神輿を担ぐ機会に恵まれた。
その際、お祭り用衣装一式を揃え、これらも念のため英国まで持ち込んでいるのだが、その中に貴重品用ポシェットがある。デザインは、自分の干支にちなんで龍神だ。

困ったことにこのポシェット、財布と携帯だけ持って外出するときなどに非常に使い勝手が良く、ちょいちょい持ち歩いているのだ。

これのなにが困るのかと言うと、

 風神雷神ブルゾン+龍神ポシェット

これは、漫画「特攻の拓」を知っている人が見れば、イタイ度120点級【一人三鬼龍コーデ】なのである。

 

着用している本人が、完全に浅川拓レベルなだけに、

 

 テメーーー!どんだけ神に御利益(まも)られてんだよ?
 ちょっとコッチ来いや!?

 

と、お馴染みの変なルビを振ってしまう事態に陥る。

・・・ただし!それは日本での話。
ここでは誰一人そんなことを思うやつはいない!

今日はこの格好でWaitroseでレタスと牛乳を買ったし、Lidlでしこたま食材を買ったし、ついでにアジア食材店で乾麺まで買った。何の問題もない。

晩秋の英国を、一人三鬼龍コーデで颯爽と闊歩しまくりだ。
もしニューモルデン界隈で一人三鬼龍コーデの東洋人中年男性を見かけたら、それは100%私である、間違いない。