人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

ついに渡英1年、その日に起こったこと

ちょうど一年前、この家の前に立って最初に思ったのが、

 ドアノブが無い??

であった。

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防犯なのか、流行りなのか、伝統なのか、ここいらだけなのか分からんが、とにかく玄関のドアにドアノブが無いのだ。少し驚きはしたものの、こういうのを初めて見たわけではなかったので、鍵を差して回したら同時にドアも開くタイプだとすぐに察しはついた。

このタイプは要はオートロックなので、ついうっかり鍵を持たずに玄関を閉めようものなら締め出しをくらう。

平常時は妻は会社、子供らは学校。家にいるのは私だけということもあり、玄関から外に出る際は常に注意を払い、ポケットの中に鍵がある事を確認してからドアを閉めることが習慣になった。

しかし、3月末以降は基本、家族全員が家にいることから、締め出しを食らうリスクが減り、この習慣が徐々に薄れていった。

そして渡英してちょうど一年の節目の日、やらかしましたよ初めて。
子供らと散歩がてらポケモンGOしに外に出た際、妻が家にいるのでカギを持っていく必要もないと思い、私は鍵不携帯で外出。
そしてその後少し仕事が落ち着いた妻も散歩に合流するということで連絡があり、オートロックではない勝手口をしっかり施錠した後に鍵不携帯で外出!
色々とポケモンをゲットして、ホクホクで帰宅し、

 俺んちLOCK DOWN !
 俺たちLOCK OUT!
 WE WILL WE WILL LOCK YOU!!

な状態である事に気付く我々。

「家に入れなかったら、どうやって住むの?」

と、半ベソかきながら素朴過ぎる疑問を投げ掛けてくるまだまだボキャ貧な息子。
窓でも割らないと、どう足掻いても入れない。
割るわけにもいかんし、どうしようもないので、妻が不動産屋に電話するも、あいにくと休み。。。

最後の望みの大家さんへ電話。
どういう経緯でこんなでかい外国の家を所有し、賃貸経営までしておられるのかは知らないのだけど、大家さんはリタイヤされた日本人夫婦。
これでダメなら窓割るしかなかったのだけど、幸い電話が繋がって、合鍵も持っているので、これから車で開けに来てくださるとのことで、ありがたいことに何とか事なきを得た。

30分ほどして大家さん夫婦到着。
私らがこの家に住み始めた時も挨拶に来てくださり、ほぼ一年ぶりの再会。
そういや家族以外の生身の日本人と会話したのは半年ぶりくらいだった。。。

大家さん夫婦は、年末に少しイギリスを離れるつもりが、その後のコロナの影響で戻ってくることが難しくなり、6月まで日本で生活していたそうだ。

「私らがロンドンいる時で良かったね〜」

と言われ、ホントにそうだわと、ヒヤヒヤもんでした。

一年経ち、こちらでの生活にも色んな意味で慣れてきて、目新しかった景色も日常になり、日々の不自由もほとんど感じなくなり、緊張感もすっかり薄れて油断も隙もありまくり。。。そんな中、何の因果かちょうど渡英一年目その日に起きたこのトラブル。
自戒の良いきっかけと捉え、また気を引き締め直さねばな、と改めて思ったのでした。

2020 Jul. 18

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