人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

俺の英語ヤバイ件(ベッド購入編)

借りている家は家具備え付けで、もちろんベッドもある。
でも、マットレスの質が悪く、もうちょっといいベッド使いたいという奥様の意向があり、休日に近所にある家具屋へ見に行った。
我々夫婦の習性として、大きな買い物をするときは蛇のように質と価格を調べて出来る限りいい買い物をすることに努力を惜しまない。
「損したくない!」という強烈なネガティブ思考がこのモチベーションの根底にある。
もうホント、蛇のようにしつこく調べる。蛇っていうか、もうヤマタノオロチ位にしつこく調べる。調査してる時間のほうがもったいないのではないか?と言うくらい調べる。
幸いこういう作業を楽しめる性分なので、苦ではないし、しつこいが「損したくない!」のである。

こっち来るときに買った変圧器なんかも、楽天、アマゾン、ヤフー、価格コム全部調べて、一番安い店を見つけてそこで買ったのだけど、同じモノでも最高値と最低値の間には1万円くらいの開きがあったりするので、やっぱこういう調査は馬鹿に出来ないなぁ~と思う。

で、事前に奥様が十二分に調べておられたので、いざ店に行って現物を見てから決断まではあまり時間を要さなかった。
配達は数日以内と言うことで、その日は費用を支払って退散。

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備え付けのベッドを分解し、物置部屋と化している家の一番奥の部屋へ移動し、受け入れ準備万端で迎えた配達日当日。
配達は午後。でも、子供の学校のお迎えがあるので、15時には家を出なくてはいけないし、それまでにということで配達業者に伝えてあったのだが・・・、
12時半になっても来ない。まあ、午後は始まったばかりだし、昼飯の時間だしな。
13時になっても来ない。組み立てとかまでやってもらうので、そろそろ来てもらいたいのだがな。。。
14時になっても来ない。ので、たまらず電話。
「もうすぐ行くよ!」
見たいな感じのことをどうも言っているようなので、もう少し待つことに。
14時15分になっても来ない。
14時半になっても来ない。
14時40分になっても来ない。
というか、もはや来られても困る。

組み立てまでやってもらう時間も必要だし、学校のお迎え間に合わんやん!!
ということで、16時以降に来て欲しいと言うことを伝えるために電話。

英会話にアドリブで臨めるほどの自信は無いので、こういう時はできるだけ、事前にこちらの意志を伝えるためのフレーズを準備しておくようにしている。ましてや電話である。電話と言う音声のみのやり取りの中では、ジェスチャーも通じないし、愛想笑いも意味が無い。まだ成功体験もほとんど無いので、不安を抱えつつも電話して

 I need to leave home at 3pm,
 so could you please change delivery time from 3pm to 4pm?

と、準備したフレーズを電話越しで伝えてみるも、

「アァ!?」

と一蹴・・・。私が何言ってるか聞き取れてない感じのお返事。
多分相手はそんなつもりじゃないんだろうけど、私的には路地裏でヤンキーにオヤジ狩りされてるときに言われているイメージ。

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何度か試みるも、伝わった様子は無く、相手も

「ぁpbjrはsふぉうあえ?」

のように返してくる。会話なので当然だ。
お迎えの時間も迫ってきているし、もう「アァ!?」の時点で心は折れかかっているし、、、切羽詰まるまで追い込まれて私の中から飛び出してきたフレーズは

 I'm not home from now!

という中1英単語のオンパレード。
もちろんこんなフレーズは準備した文章に無い。
でもなんか伝わった。。。

その後相手が帰宅時間を尋ねてきていたようなので、

 4pm!

と返し通話終了。

子供を迎えにいって16時少し前に戻ってきたら、ラガーマンのようにゴツイ二人がトラックで待っていてくれていた。
事前連絡なしで留守にしてて、めっちゃ怒らせたらめっちゃボコられそうなゴツイGUYSで、ヤンキーどころかMPレベルだったので、ちゃんと連絡してよかった。。。と心底思った。

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正しくはこんな感じだったのね・・・。

 

さて、追い込まれて出てきた私のオリジナルフレーズを直訳すると

「私は今から家じゃない!」

となる。すごいトンチンカンな英語を発したのかと思っていたのだけど、Google翻訳でこの通り打ち込むと、

「私は今から家にいません」

と出た。計らずも合っていた?ようだ。
活用シーンは限られると思いますが、皆様にもバンバン活用していただきたい私めのオリジナルフレーズをご紹介させていただくと共に、やはり

 英語は気合だ!

ということも併せてお伝えさせていただき、本日はペンを置きたいと思います。