人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

English Class for Parents に通ってみて

子供らが通う学校には非英国籍の生徒がかなり多く、それはつまり英語を母国語としない親も多いということになる。


そんな環境もあってか学校のHP上に

 English Class For Parents

というメニューがある。

 

渡英して間もない頃にコレを見つけたので問い合わせてみたところ、次のクラスは9月末から始まるとのことだった。で、言うまでもなく参加したわけだ。

 

初回は、学校の図書室で開かれ、その日は名前や出身等の確認と、簡単な英語力チェックで終了。参加者はさほど多くなく、10名弱であった。

 

2回目以降は学校ではなく、学校から車で5分くらいの距離にある教会でやるとのこと。

f:id:pondtaro:20200110024051j:plain f:id:pondtaro:20200110024048j:plain

最初は

「なんで教会?」

と思ったりもしたのだが、その理由はこのクラスの主催は地域のボランティア団体だからであった。そのため近隣の非ネイティブの方々もこのクラスに参加していた。


クラスは毎週火曜日の10時~12時。
参加者は多いときで15名程度。
1度で来なくなる人もいれば、月1回程度の頻度で来る人もいた。
参加率の高い固定メンバーは7、8名で私もその一人であった。

 

また、このクラスに通い始めてすぐ友達ができた。
子供が同じ学校で、学年も近く、同じ東洋人、という共通項が三拍子揃った中国人ママの「ジン」と「メイ」だ。
二人合わせてジンメイ
うしおととらに出てくるジエメイさんとは惜しくも一文字違い。

f:id:pondtaro:20200110024004j:plain
子供の登校後にジンメイと校門付近で落ち合い、そのまま30分ほど歩いて教会まで通うというのが、毎週火曜日の習慣となった。

 

ジンは0歳の赤ちゃんを連れているので正確には3名ではなく4名での行程。
2回ほどメイが欠席した日があり、その日はジンと私で歩いて行ったわけだが、すれ違う人達からするとどっからどうみても「子連れ東洋人夫婦」にしか見えないわけで、それに気付いたときジンに言ってみようと思ったけど、セクハラになりそうだったので止めておいた。さすが俺クレバー。
・・・というかそんなフレーズ言えるほどのスキルもないので、そもそも言えないのだけども。

 

f:id:pondtaro:20200110024055j:plain  f:id:pondtaro:20200110024045j:plain f:id:pondtaro:20200110024042j:plain

教会で10時から何をやるかと言うと、なんと、ガーデニングである。
クラスの案内にもしっかり「learn about growing plants」と書かれていたので、騙されたとまでは思わないのだけども、ちょっと引っかかるのが、、、ガーデニングのパートが長い、いや、長すぎる!のだ。

たっぷりガーデニングして、体が必要以上に温まったところで、満を持して教会内の会議室で英語レッスン開始、という流れなのである!

長いときは10時から11時半までガッツリ花の苗や球根を植えたりしたこともあった。クラスは12時までなのに!
しかも、さほど広くない教会の庭で毎週やるものだから、今週の球根を植える際に、先週植えた球根にぶち当たるなんてこともしょっちゅう。
しょうがないので花壇以外の場所もちょっと雑草抜いて耕して球根植えてみたり・・・、

 

って、こんなんばっか植えてて英会話力向上するかぁ~~~~~い!!!
ヽ(#`Д´)ノ ~┻━┻ ⊂…

 

球根植えまくって英語話せるようになったなんて、そんなヤツ聞いたことないわ!!
こんなんで英語上手くなっとったら、わしの母ちゃん英語ペラペラじゃあ!?ああ?!

 

なんて、何度も思ったりもしたのだが、さすがに10月末くらいには、植えるものもスペースも無くなり、また、ちょうど肌寒い時期になってきたということもあり、10時から室内で英語レッスンという、いい感じの形式に切り替わった。が、しかぁ~し!それも束の間。11月末でこのクラスは終了となってしまった。

 

正直、このクラスのレベルは低かったと思うし、

「このクラスじゃ英会話能力は向上しないなぁ」

などと、結構早い段階で思ったりもした。

ただ、クラスへ行けば、他の参加者と英語で言葉を交わす機会が少なからず生まれる。
そして、当然ながらぜーんぜんうまく喋れないわで、参加するたびに、
「○○を上手く説明できなかったなぁ」
「あんな風に言っていたな、ちょっと調べてみよう」
「こういう時はどういう言い回しがいいのかなぁ」
のように反省や興味が生まれ、それが自分なりに考えたり、調べたり、試行錯誤したり、といった具体的な行動に繋がるきっかけになった。

 

直接的な英会話能力向上に効果はなかったけど、私のモチベーションを維持・向上させてくれたという面で、このクラスへの参加は非常に有意義であったなぁ、と、今振り返ってみるて強く感じる。

 

ジンメイとの歩きながらの雑談もよい勉強になったし(というか、この雑談が最も勉強になった)、彼女たちが教えてくれた学校や料理やイベントの情報も大変ありがたかった。

 

ボランティアの先生の話によると、残念ながらこのクラスが再び開かれることはなさそうだったが、代わりにしこたま植えまくった球根たちの花が2月頃に開くという話だったので、その時期を狙って再び教会を訪れてみようと思う。

 

なんか上手いこと「開く」でオチがついたので、この投稿もここでお開きにしたいと思います。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ロンドン情報へ
にほんブログ村ランキングサイトへ飛びます)