人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

敵は時間、ライバルはNative speaker(FARリベンジ・尻尾巻いて帰る編)

試験終了後にアンケート画面が出てきた。
最初の3問答えたら次のページが出てきて、しかもさらに次のページもありそうだった。

 何問答えさすねん!
 まるで敗戦直後のアスリートへのインタビューではないか!!

と思って、アンケートもついでにほぼ白紙提出してやった。

これで完全に終了。
まさに「敵は時間」でした。

退室時にライバルのNative speakerから

 メリークリスマス&ハッピーニューイヤー

と、なごみ系のこと言われまして、ライバルとは友になって退室。

 昨日の敵は今日の友

という名台詞を思い出しましたよ。
あれ?でもライバルも敵じゃない?強敵って書いて(とも)と呼ぶんだっけ?
まあ、どうでもいいわ。。。

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流石に前回よりははるかに出来たのだけど、やはり手応え的には一歩及ばない感じ。
かるーく放心状態でホルボーン駅まで歩き、改札に入ろうとしたところ、後方で

 Lovely lady! 10 seconds! 10 seconds!

と叫んでる男性の声が耳に残った。
あれはイギリスのナンパだったのかな?それともセールスかな?たぶんセールスだろな。

 セールスの仕訳はクレジット側ですよ

などと思いながら軽い放心状態のままピカデリー線のホームへ。
そして慣れない場所と軽い放心状態が災いして上下線のホーム間違えてしまい、

 なんか乗換駅に全然つかないな?間違えたか?
 え?さっきの駅キングスクロス駅?これ逆方向??

と異変を感じて車内の路線図確認してたら完全に間違っていることに気づき、ホロウェイロードって駅まで逆行しちゃってタイムロス。
試験前じゃなくてよかった💦

戻りの電車で、再びキングスクロス駅に着いたところで

 ホグワーツのひとーーー、
 いらっしゃいましたら私に頭良くなる魔法かけて下さーーーい

と心の中で叫んで帰りました。

 

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敵は時間、ライバルはNative speaker(FARリベンジ・試験編)

テストは5つのテストレット(問題群)から成る。
テストレットって表現は聞き慣れないのでイメージ掴みにくかったのだけど、要するに5部構成ってこと。
1・2部がMC(四択問題)、3・4・5部がTBS(応用問題)。
一度次の部に進むと戻れない。3部が終わると15分の休憩が取れる。
試験時間は240分(4時間)。

【第1部(33問)】
四択問題の練習はかなりしていたので、順調に解き進めることが出来た。
後半の応用問題のボリュームがエグいので、それを考えると50分くらいでこなしたい所であったが、やや遅めの1時間を要してしまった。

【第2部(33問)】
四択問題の難易度は「普通」と「難」があって、1部の出来がいいと、2部は「難」になるらしい。
1部の出来が良かったようで、明らかに2部の方が難しい問題が多かった。
正確には、難しいというよりも、時間のかかる問題が明らかに多くなった印象。
文章ボリュームが多い問題、計算が面倒な問題が1部に比べて明らかに多く、ここまでで早くも2時間20分を食ってしまい、焦りモードに。。。

ふと思ったのが、例えば1部が満点でも2時間かかってたら全然ダメなわけで、、、それでも2部は「難」にされてしまうのだろうか??ということ。
だったら1部はわざといくつか間違えた方がいいのか?などと、思ってしまったが、もちろんわざと間違える余裕などそもそも無いので無意味な考えだけども。

ここで手元のメモ用紙が一杯になったので、手を上げて試験場のスタッフに新しい紙を持ってきてもらった。
手元の紙と新しい紙は交換になる。
なので、スタッフは古い紙を持ち去る前に、

 新しい紙に受験番号を書き写す指示

を受験者にしないといけないのだけど、今回のスタッフはそれ知らなかったみたいで、紙交換だけして去ってしまった。

 あの人俺に受験番号書き写す指示すんの忘れてるやん。。。

と、2回目の受験なのスタッフのミスに気付いたけど、わざわざ呼び戻すのも面倒なのであとで言えばいいやと思ってそのまま試験続行。

【第3部(2問)】

  1. 問題自体がなんだかわからなくて戸惑う。書いてあることからすると、おそらく asset retirement obligation か lease のどちらかみたいなのだけど、、、何を聞かれているのかが結局よくわからずにほぼ白紙・・・。

  2. キャッシュフローステートメントの計算(添付資料6枚くらい)
    ばっちり対策をやってたのでこれはラッキー!!、、、と思いきや、いつもと少し違う感じのフォームに惑わされて絶望的な仕上がり。
    参照資料が5枚くらいあって、結局答えに結び付けられるような情報が見つけきれず、ただでさえ焦ってたのにますます焦って、わけわからなくなるという悪循環に。時間も浪費してしまってたし、メンタル切り替えのためにも一旦休憩に入った方が良いと判断し勇気のほぼ白紙提出!!

応用問題はここまで0点レベルの出来。
しかも残り時間も1時間5分とかで、既にかなり厳しめ。
やはり敵は時間だ💦


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休憩に入る際、受験番号わからなくなってしまった旨を試験官に伝えたところ、相手もミスに気付き、その場で紙に番号追記して事なきを得る。
ついでに鉛筆も尖ったものに交換してもらえるよう依頼。

トイレ行って、持ってきたコーヒー少し飲んで、少しストレッチして、ちょっと座ってぼーっとしてメンタル回復。10分ほどで席に戻り、画面に受験番号を打ち込んでテスト再開。

【第4部(3問)】

  1. リサーチ問題。
    NPOのキャリーフォワードの開示について。
    これも事前に何問か対策してたのでさほど混乱せずに対処できた。
    規格書検索したらとあっさりそれらしきものがヒットしたので多分これはマル。

  2. 後発事象をどのように財務諸表に反映するかの問題(添付資料6枚くらい)
    A校の直前講義にあった形式の問題。
    あまり難しくなかったけど全部合ってるとも思えず、半分くらいはできたのではないかと思う。

  3. 商品取引の帳簿を修正する問題(添付資料8枚くらい)
    A校の直前講義にあった形式の問題。
    これも前の問題同様で、半分くらいはできたのではないか。

【第5部(3問)】

  1. 古いトラックと新しいトラックを会社間で交換する話(添付資料3枚くらい)
    期中の交換で、古トラの簿価を計算させる仕訳と、交換時の仕訳を回答。
    交換時の仕訳には、Accumulate depreciation と古トラの購入価格も入れないといけないのだけど、この点に気付けたのでこれは出来たと思う。
    あとでA校のテキスト見直したところ、テキスト上のサンプル事例は土地(depreciation発生しない資産)交換になってて、

     これ、授業の説明簡単にするために減価償却の無い土地にしたんだろな。。。

    と、思った。

  2. 長文内の文章修正の問題(添付資料5枚くらい)
    よくある出題形式のやつ。
    すでに残り時間20分くらいになってて、資料読んでる時間がなく、最後の問題と天秤にかけて一旦スキップ。
    戻ってきた後、結局時間なくて全部適当に選んでタイムアップ。。。
    一個でもヒットしてれば御の字。

  3. トライアルバランスを資料見て修正させる問題(添付資料7枚くらい)
    資料の中からコピペで済む分だけセカセカ貼り付けて前の問題へ戻った。

 

・・・終了。いろいろ終了。

(尻尾巻いて帰る編へつづく)

 

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敵は時間、ライバルはNative speaker(FARリベンジ・準備編)

A校でUSCPAの勉強していない方々には意味不明なタイトルですが、やたらと画面上のT講師が繰り返す台詞の一つです。
もう受講中に100回以上聞いた気がします。

5月に一度落ちたFAR(Financial Accounting and Reporting)
その後、P校からA校に転校して半年弱、A校の教材で勉強していて感じたのはP校の教材の質の低さばかりでした。。。

P校の良さも多少あるにはあるので、全否定するつもりもないのですが、やはり会計初心者にとっての最短ルートでは決してないなと。

で、転校後半年してようやくリベンジに行ってきたわけです。

あまりにも出来がひどく、記録を書き留めておこうという気分にならなかった前回と違い、今回は割と手ごたえを感じたのだけど、それも前半のMC(四択問題)だけで、後半のTBS(応用問題)は悲惨な印象しか残っておらず、リベンジは失敗に終わった気しかしていませんが、、、リベンジ直前になって現場の雰囲気や対応など、

 あれ?どんなだったっけ?

のように、あれこれ細かい点が思い出せず気になったりしたので、今回は次回に備える意味も含め、記憶が新しいうちに記録。

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  • 当日の持参物で意識したのは
     ・受験票(NTS&受験日決定後に発行されるやつ)
     ・身分証(パスポート、運転免許、居住許可証)
     ・休憩用の飲み物、おやつ
    くらいで、あとは普通の外出時に持っていくもの。

  • テストは13時開始。11時に家を出て、11時半の電車に乗り、12時15分くらいに、試験会場を運営するプロメトリック(以下P社)のあるホルボーン駅に到着。駅から徒歩5,6分かけてP社へ。

  • P社の入っているオフィスビルの受付で早速ライバルの Native speaker に遭遇。その後、P社のある階へ上がって更にライバルの Native speaker 達に遭遇。。。

     いるわいるわ、そこらじゅうライバルの
     Native speaker だらけやんけ・・・!!

    ていうか、そんなことイギリスで言ったら家からここまで全部ライバルだらけなわけで、当たり前のしょうもないことを考えながら受験手続開始。

  • 試験場の受付で、受験票と身分証(パスポート)の確認があり、何カ所かに入場時間、サイン(日本語)、受験番号を書くように指示を受け、それが終わると荷物用のロッカーのカギを渡される。

  • ロッカーは靴しか入らないくらいのサイズなので、貴重品だけ突っ込んで残りの荷物はロッカーの上に載せるよう指示があった。
    上着を引っ掛ける場所もあるので、支度を整えてしばし待機。

  • 試験会場のスタッフは3人(受付1名、試験会場対応2名)で、うち2名は前回と同じ方々だった。

  • スタッフに呼ばれるのを待って、空港の金属探知機みたいなのをくぐり、ポケットの中、袖の中、眼鏡などを確認され、さらにマスクを外して顔写真や指紋まで採取される。不正や替玉受験防止のための入念なチェックを受けた後、受験者のメモ用紙(A3サイズ二つ折り)を渡され、そこに受験番号を書き写すよう言われる。その後、テストを受ける席へ案内され、PC画面上に受験番号を打ち込んだらテスト開始!!

(試験編へつづく)

 

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いきなりぶっ倒れたご婦人

勉強しようと図書館に向かってた途中で、

 ドサッ!!

ってなんか大きな音がしたので、そっちの方が見てみたら、横断歩道の向こう黒いかたまり落っこちてた。

その交差点には、近くにあるCOVID Test centreへの簡易の案内標識があって、それが強風で飛んでかないように、砂かなんか詰め込んだ黒くてでかいビニール袋的なものが重しとして置かれてるので、それだと思ったんだけど、、、

 やけにデカい重しだな

と思ってじっと見てたら、なんかちょっとだけ動いてて、

 あれ??人じゃね??

と思い、近寄ってみたら

 おわ!?人じゃん!!

といこうことで、

イギリスのまちかどで いきなりぶったおれたがいじん があらわれた!
どうする?

 コマンド
 ▶︎たたかう
  たすける
  にげる
  どうぐ

とりあえずわたしの安定行動である「おどろきとまどっている」の最中に、どこかのスーパー(たぶんASDAだった)のビニール袋を5つくらい抱えた爺さん👴が通りがかって、ぶっ倒れ外人さんに声掛け出したので、私もつられて

 コマンド
  たたかう
 ▶︎たすける
  にげる
  どうぐ

のコマンドを選択。

ぶっ倒れてたのは私よりちょっと年上世代、50歳くらいのデカいご婦人👩‍🦱だった。
黒のダウンジャケット着てフードもかぶって倒れてたので、頭方向から見ると黒いビニール袋っぽく見えたわけだ。

私と爺さん👴の二人で助け起こそうとしてたのだけど、目が虚ろだしなんかよくわからない事呟いてるしデカくて重いしで手に負えない💦
そして何故か手にはキットカット(未開封)。

ちょっとして、タンクトップ姿でヨガマット抱えた、いかにもこれからジム行きます風の婆さん👵が立ち止まって

 どうしたの?

と話しかけてきた。
これがドラクエならめでたく4人パーティー結成である。
手持ちの武器がビニール袋👴とキットカット👩‍🦱(ねむり)とヨガマット👵じゃ隣町に着く前に全滅必至だけども。
婆さん👵と爺さん👴が何か話してて、そのあと婆さん👵が救急車🚑呼ぶために電話。

電話で何やら話している間に、たまたまパトカー🚓が通りかかり、異変に気付いたお巡りさん👮‍♀️がパトカーから降りてきた。

 うわ〜、ガチもんのイギリスポリスやん〜
 めっちゃ近いやん〜、制服カッコいい〜、
 握手して一緒に写真撮って欲しいわ〜

と思ったが、そういう場合ではない。
ポリス👮‍♀️が感染対策のビニール手袋はめながら、倒れてるご婦人👩‍🦱に話しかけたが反応なし。
息はしてるのだけど、寝てしまったような感じ。

その後、ポリス👮‍♀️がご婦人👩‍🦱のカバンの中身をチェックしたのだけど、カバンの中から出てきたのは一枚のオイスターカード(日本のSuica的なやつ)とゴミ屑のみでどこの誰かも不明。

で、一通り様子を確認したポリス👮‍♀️が、

 「&@¥7:””( ジャンキッシュ@&@@/」


と一言。早口で全部は聞き取れなかったんだけど、ジャンキッシュって言葉だけ聞こえた。

雰囲気から察するに、

 「多分クスリやってるね」

とでも言ったのではないだろうか。

救急に電話してた婆さん👵が、ポリス👮‍♀️に電話渡して、ポリス👮‍♀️が救急と直接会話。
ポリス👮‍♀️が状況説明してる間に、既に手配されてたと思われる小型の救急車🚑がやってきた。

 あんな車じゃ患者運べないんじゃない?

というサイズ。

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実物見て初めて知ったのだけど医療器具だけ積んでるタイプがあるみたいで、そこから何やら器具を持った看護士が降りてきた。

👮‍♀️「ありがとう、あとは対応しとくよ」

と言われ、結成から20分ほどでパーティーはスピード解散。
その後私はUSCPAの勉強に勤しみ、数時間後に同じ場所を通って帰宅したのだが、いつもの平和な交差点に戻っていた。

あの後あのご婦人👩‍🦱がどうなったのか知る術はない。
無事だといいが。。。

でもポリス👮‍♀️の言う通りクスリでラリってただけならまたそのうち街をうろついてるのを見かけるかもしれないな。

すごい街角体験であった。

 

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会計(USCPA)のお勉強

渡英後少しして奥様の勧めもあってUSCPAアメリカの公認会計士)の勉強を始めた。
まーーーったくの知識ゼロから入ったもんだから、これが難しくって難しくって、、、もう2年経つというのに未だに1科目もパスしていない。

難しいと言っても、理解できないほど超難解なわけではない。
覚える事が多すぎなのと、学習スピードの遅さと、加齢による学習能力低下(理解・記憶共に)のトリプルシナジー効果で、やっとこ一通り学習を終える頃にはやったこと八割以上忘れていてめっちゃ凹む、、、というマイナススパイラル状態が続いている。

異国での生活の立ち上げが一段落し、色々と落ち着いてきた2020年初辺りから勉強に集中できる時間が増えてきたんだけど、それでも家だと色々と気が散ることが多くて、ぜーーーんぜん集中できなかったので、

 こらアカンわ!

と思い、まず長居しながら集中して勉強できる場所がないか、慣れない土地を歩き回って開拓した。

徒歩2、30分圏内にあるCOSTA、マクドナルド、図書館ならPCの電源も取れるしトイレもあるしWi-Fi もあるし長居もOKって事で、平日子供らを学校に送ってから毎日3時間くらいそこで勉強してお迎えに・・・なんて感じの生活を継続していたのだけど、そんな勉強ルーチンがやっと軌道に乗ったあたりでコロナのロックダウンに見舞われ、あえなく強制終了。

ロックダウン中は、一日中そばにいる子供らの面倒を見るだけでヘロヘロになり、やる気も完全に吹き飛びそのまま半年くらい放置の巻。

秋に学校が再開し、少し自分の時間が持てるようになってきたので勉強も再開・・・したものの、前に学んだこと見事にほとんど忘却の彼方で、またほぼゼロからやり直し。
で、それから程なくして再ロックダウン、息子の入院などがあり、またしばし勉強も中断。

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FAR(財務会計)のNTS(受験票)を購入してしまっていたので、有効期限ギリギリの今年6月にようやく最初の試験を受けたのだけど、スコアは50で見事不合格。

試験中にもあまりにもわからな過ぎて時間足りな過ぎて、不合格を確信してたくらいなので、50点取れてて逆にびっくりしたという体たらくであった。だって私の高校ならギリギリ赤点じゃないんだもの。

USCPAの予備校はいくつかあって、身近にプロアクティブで合格した方がいたので、私もそこを利用して勉強していた・・・のだけど、一回試験受けてみて思った。

 この教材クオリティじゃ、俺は絶対無理!!

と。めちゃくちゃ強くこう思った。同時に、

 あの人よくこんな教材で試験パスできたな・・・

とも。
試験前半の選択問題は何とかなるとして、後半の応用問題が解けるようになるのはまず無理と感じた。
合格者が身近にいるので不可能ではないんだろうけど、応用問題については過去問の品揃えが質・量ともにヤバく、解説もぜーんぜん解説になってないので、自分で補わないといけない部分があまりにも多すぎる。
リサーチ問題なんて存在の説明すらなかったし。

もしかしたらHPを探しまくればどこかに小さく書いてあるのかもしれないけど、生徒側にそういった調査工数を強いるっていう時点で、それは怠慢の産物であり教材として不合格だと思うわけですよ。
あいうえお順になってない国語辞典が使い物にならないのと同じで、会計初心者の私に使いこなせる代物ではないな、と。

1年半かけて不合格で、もう復職までの時間もそんなにないし、これから夏が来るし最初で最後の英国内旅行とか行っちゃうだろうし(しっかり行った)、その後は秋のサバ釣りシーズン来ちゃうから絶対行っちゃうし(めちゃくちゃ行った)、

 いや~、もう傷が浅いうちにあきらめっかな~~~

とも思ったんだけど、

 長々やってきたし、四科目は無理にしても、
 せめて一科目は受かっときたいなぁ、、、

という思いが交錯。

こてこての理系エンジニアとして育ってきた私にとって、この未知領域の勉強自体は面白かったということもあり、

 会社の資料読むときとかに何かしら役に立つこともあるだろ・・・、
 しっかし金かかるわ~~~

と思いつつ、7月に別のUSCPA予備校アビタスに乗り換えて仕切り直すことにした。
中学生以来、30年ぶりの転校である・・・!

当初と比べ、目標は随分と低いものになり下がってしまったが、今年中にまたFAR受けて一科目の合格実績は作っておきたい。。。と思っているのですが、なんかこのままだとダラダラやってる自分の未来像がありありと見えるし、後になって勉強しなかった言い訳なんかも前述のようにあれこれ並べ奉りそうなので、投稿して人様の目に晒すことで学習意欲の底上げを狙っていこうという魂胆です。

月曜日から子供らの学校始まるし、またカフェとか図書館とか行って勉強しよ~、と思います。
今日はこの後ハロウィンの付き添いがあるのでやらない、と思う。
相変わらず新規感染者数がとてつもないこの国。
またロックダウンとかになって、子供らがHome Learningになっちゃったら完全に詰みなので、そうならない事を祈るばかりです。

 

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一語一語を大切に

先日ブライトンマリーナに釣りに行った際、サバがたくさん釣れたので恒例のおすそ分けをしたのだが、今回は日本人の方だけでなく子供らのクラスメイトのご家族にも少しおすそ分けしてみた。

 さすがに生食は無いだろうな・・・

ということで、刺身やナメロウやしめ鯖しか手の出せない私の能力は超えてしまっているので、調理は奥様にお願いすることにした。
調理してくれた奥様としても、

 そもそもイギリスに住んでいる方々が日本人ほど魚を好んで食すのか?

が不明であったため、シンプルにオリーブオイルと醤油で炒めたものを作ってくれた。

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醤油は普通のじゃなくて、奥様こだわりの李錦記のめちゃくちゃ魚料理に合うこの醤油を使って。

で、ウーバーイーツならぬサーバーイーツを私が担い、最初は2家族におすそ分け。
リアクションにもあまり期待していなかったのだが、、、

 「すごい美味しくって私がほとんど食べちゃった!」

というのが娘の親友のリアクション。

 「サバありがとう!すごい美味しくってびっくりしたよ」
 「サバはもっとオイリーだと思ってたんだけど、すごい美味しくて驚きだったよ。
  あなたは私のサバのイメージを覆したよ!」


というのが息子の親友の爺さんとパパさんのリアクション。
ということですこぶる好評。

こちらもしても思いがけず嬉しい結果となり、その後も合計6家族ほどにおすそ分けをした。

サーバーイーツ先6家族中6家族から言われたことがあって、それが、

 「あ、もう調理してくれてるの!?」

であった。

私が送ったメッセージが、

 I'll deliver some mackerels to your home(cook with olive oil and soy sauce).

だったのだけど、このリアクションが気になったので、D爺の英語教室の際に顛末を説明して確認してみた所、

 これだと料理の方法を説明しているように読めるね。
 調理済みだと言いたかったのであれば、
 cookではなくcookedとしておけば伝わったと思うよ。
 あと魚は複数形の"s"つけないよ。

との教えがあり、

 I'll deliver some mackerel to your home(cooked with olive oil and soy sauce).

のように添削が入った。

 なるほどねぇ~、
 言われてみればたしかにcookedじゃないと調理済み感はでまへんなぁ~。
 一語違うと大分違ってくるもんですなぁ~~~。

・・・で、ふと昔の似たようなエピソードを思い出したのでここから先で回顧してみようと思う。

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時は私の投稿でたびたび登場するドイツ長期出張時代。
所は本場ミュンヘンオクトーバーフェスト、パウラーナー(PAULANER)というビールメーカーのテント。

当時の後輩とそこでビールを飲んでいた時に起きた話である。
後輩君が

後「あの人中国人かな?一人かな?」

と言うので、その方向を見たところ、確かに中国人と思しきアジア人が一人でジョッキを持って座っていた。

私「一人で来たっぽいね~。・・・しかもなんか初心者っぽいな!
  間違いない!初心者だぜ!」


と、毎週末特急に揺られ、この日で4回目の訪問というアホ過ぎる頻度でフェストしまくっていた我々はすっかりベテラン気取りの上から目線な会話をしていた。

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あまり気にも留めずにビールを飲んでたら、いつの間にかそのアジア人が隣に来ていて、

亜「(ドイツ語で)日本人ですか?」

と話しかけられた。

私「・・・そうですよ」

と答えたところ

亜「ご一緒させてもらっていいですか?」

って日本語で返されて、実は中国人っぽい日本人であったことが判明。

この彼、ドイツで最も日本人が多い都市デュッセルドルフで就職して働いているそうで、ビールが大好きで、去年もオクトーバーフェスト来てたり、シュトゥットゥガルトのオクトーバーフェストにも行ってたり、、、と初心者どころが大ベテランのお方でした。

当時私は29歳で、この彼は23歳。
こういっては悪いが、まっっっっったくそうは見えず、むしろ私と同い年くらいかと思うほどの外見であった。
会話の流れで仕事の話になり、彼の職業を伺ったところ、

亜「 下着講師 です」

という死角からの回答に意識を刈り取られそうになった。

 (・・・はい?)

と思って何度か

私「し、下着講師 ですか??」

と聞き返した。
・・・が、何回聞いても

亜「はい、下着講師 です」

とのご返答。。。しかも恥ずかしげもなく真顔で自信満々におっしゃるもんだから、

 (そ、そんな職業があるんだ・・・、な、何すんだろ・・・?
  し、下着って、男性の、、、じゃないよな??
  そんなん聞いたことないし。。。

  じょ、女性の下着の講師??ここここここコイツが?!??)

と思い、猛烈に何するのか聞きたくなったのだけど、なんか生々しい話になっても嫌だったので話題を変えるつもりで、

私「どうしてドイツに来たんですか?」

と質問したら、

亜「日本だと競争が激しくてやっていけないんですよ。
  海外なら何とかなるかと思いまして・・・」


との返答であった。。。
 
 (・・・きょ、競争激しいの?日本で?? 下着講師 が???
  きょ、今日初めて聞いたんだけど 下着講師 。。。
  人気職業なの????お、男が知らない世界なだけ?!?)

もう混乱が止まらない私。

混乱を収束させるには具体的な内容を聞くしかないと思い、

私「し、下着講師 って、、、何するんですか?」

と勇気を出して質問したところ、

亜「主に歯医者のサポートですよ、詰め物とか・・・」

とのお答え。

 (・・・あ、 下着講師 じゃなくて 歯科技工士 ね!だよね!!
  なんだよ 下着講師 って!ねーよそんなん!なんの講師だっちゅうねん!)

ということで心のもやもやが晴れたことがあった。

一語違うとここまで違う。
たかが一語、されど一語。
一語を笑うものは一語に泣くのである。

明日からも一語一語を大切に生きて行くことを誓う私なのでした。

 

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D爺の英語教室

先日インターホンが鳴り、宅配かと思って出てみたら、なんとD爺が立っていた。

 私「おお?!D爺じゃん?!どうしたの!?」

ということで用件を聞いたところ、

 D爺「良かったら英会話の勉強をしないか?私が教えるから。」

とのこと。おおお・・・。

D爺は過去、非ネイティブの知人やその子供たちに英語を教えていた経験があるそうで、なんとも貴重なありがたい申し出をわざわざ言いに来てくれたのであった。

 いやぁ~、D爺優しいわぁ~、
 めっちゃええ人やわぁ~~~

ということで、子供たちを学校へ送った後、週1でD爺宅にお邪魔して2時間ほど雑談とかしながら英語を教えてもらっている。といってもまだ始まったばかりだけども。

D爺宅へはこれまでも何度かお邪魔しているのだが、いつも家族で訪れていたので、私一人でというのはこれが初めてである。

これまでD爺宅に行っても私はほとんど言葉を発してこなかった。

私よりもはるかに英会話力・コミュ力のある奥様がいるので、それに甘えて自分で話そうという気がほとんど無かったし、D爺んちの庭で遊びまわる子供らの面倒を見る必要もあって、それだけでテンパってしまって英語で歓談できるほどのキャパも持ち合わせていなかったしで、、、発言が皆無だったとまでは思わないが、積極的に話そうという気も無く、ほぼほぼ笑顔で突っ立ってるだけだった。でも一人で訪問するとそうもいかんわけである。

D爺と出会ったのは、渡英直後に教会の掃除を手伝ったことがきっかけであった。
ほんとに渡英直後で、こっちきて10日くらいしか経ってなかったんじゃないだろうか??

慣れない土地に住み始めたばかりで少し躊躇いもあったのだけど、奥様が私に与えてくれたこの英国生活、きっと”あっ”という間に過ぎ去るであろうこの人生の夏休みを思い切り楽しまなくては大損ぶっこくだけだという気持ちも強かったので、とりあえず「死にゃあせんだろう」ということで思い切って飛び込んでみたわけだが、今思えばあれはかなりのファインプレーであったなとしみじみ感じる。

私の英会話力は相変わらず伸び悩み状態。
たいして勉強もしてないので当たり前と言えば当たり前なのだけど、周りが英語しか話さない環境に2年間いたことでそれなりに「場慣れ」はしていて、出川の哲っちゃん度だけは間違いなく上がった。

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以前は英語で話しかけられたらめっちゃドキドキしていたし、いきなり職場に英語で電話がかかってきてパニクってそのまま無言で切ったりしたこともあったが、それはもはや過去の話。
今は話しかけられて聞き取れなかった場合は、

 は!?

と、しかめっ面をかまし

 オレ英語苦手だからもっかい言って!
 ゆっくり!簡単に!

と逆に開き直って注文を付けるくらい図太くなってしまっている。

最初聞き取れなくても図太く聞き返せば相手もわかるように言い換えてくれて、なんとかなっちゃうことも多く、それに慣れ過ぎて向上心も失ってしまってるような状態だったので、そんな中でこうやってネイティブの方とまとまった時間ガッツリ会話する機会に恵まれちゃって、

 なんか、オレめっちゃ持ってるんちゃうん?

などと思ってしまう私は完全に頭に乗っている、そんな気がする今日この頃。

最初のD爺宅訪問時に、息子がラグビーを始めた事を話したのだが、のっけからラグビーの発音が悪くて伝わらなかった。

 R・U・G・B・Y

と、困ったときのスペル説明でなんとか伝え、未だにLとRの発音区別がかなり難しいので、そんな話をしたら、

 D爺「これを言ってごらん」

と、LR発音がふんだんに入った単語を列記し出したので、爆笑してしまった。

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もちろん全くといっていいほど言えず、ラリルレロ育ちの私がこれを言えるようになるには来世に英語圏に生まれ変わるしかないのかもれない。。。

 D爺「あなたの近くにいるネイティブを利用しないのは勿体ない。
    毎日少しずつでも子供達と英会話するといいよ。」


というアドバイス兼次回までの宿題をもらい、最初のD爺教室は終了。

 なるほど、これは灯台下暗しなグッドアイデアだな

と思い、以来、学校で何をしたかなど毎日英語で喋ったりしてるのだが、

 私 「今日は誰と遊んだの?」

 息子「今日はディレンとラメスとファリスと遊んだよー」

 私 「え?ディレンとラメスとファリス?」

 息子「違うよ!ディレン、ラメス、ファリスsoundが変!

などと言われてしまうと、LR発音についてはいよいよ今世では無理なのだなと失笑するしかないのである。

 

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