いきなりぶっ倒れたご婦人
勉強しようと図書館に向かってた途中で、
ドサッ!!
ってなんか大きな音がしたので、そっちの方が見てみたら、横断歩道の向こう黒いかたまり落っこちてた。
その交差点には、近くにあるCOVID Test centreへの簡易の案内標識があって、それが強風で飛んでかないように、砂かなんか詰め込んだ黒くてでかいビニール袋的なものが重しとして置かれてるので、それだと思ったんだけど、、、
やけにデカい重しだな
と思ってじっと見てたら、なんかちょっとだけ動いてて、
あれ??人じゃね??
と思い、近寄ってみたら
おわ!?人じゃん!!
といこうことで、
イギリスのまちかどで いきなりぶったおれたがいじん があらわれた!
どうする?
コマンド
▶︎たたかう
たすける
にげる
どうぐ
とりあえずわたしの安定行動である「おどろきとまどっている」の最中に、どこかのスーパー(たぶんASDAだった)のビニール袋を5つくらい抱えた爺さん👴が通りがかって、ぶっ倒れ外人さんに声掛け出したので、私もつられて
コマンド
たたかう
▶︎たすける
にげる
どうぐ
のコマンドを選択。
ぶっ倒れてたのは私よりちょっと年上世代、50歳くらいのデカいご婦人👩🦱だった。
黒のダウンジャケット着てフードもかぶって倒れてたので、頭方向から見ると黒いビニール袋っぽく見えたわけだ。
私と爺さん👴の二人で助け起こそうとしてたのだけど、目が虚ろだしなんかよくわからない事呟いてるしデカくて重いしで手に負えない💦
そして何故か手にはキットカット(未開封)。
ちょっとして、タンクトップ姿でヨガマット抱えた、いかにもこれからジム行きます風の婆さん👵が立ち止まって
どうしたの?
と話しかけてきた。
これがドラクエならめでたく4人パーティー結成である。
手持ちの武器がビニール袋👴とキットカット👩🦱(ねむり)とヨガマット👵じゃ隣町に着く前に全滅必至だけども。
婆さん👵と爺さん👴が何か話してて、そのあと婆さん👵が救急車🚑呼ぶために電話。
電話で何やら話している間に、たまたまパトカー🚓が通りかかり、異変に気付いたお巡りさん👮♀️がパトカーから降りてきた。
うわ〜、ガチもんのイギリスポリスやん〜
めっちゃ近いやん〜、制服カッコいい〜、
握手して一緒に写真撮って欲しいわ〜
と思ったが、そういう場合ではない。
ポリス👮♀️が感染対策のビニール手袋はめながら、倒れてるご婦人👩🦱に話しかけたが反応なし。
息はしてるのだけど、寝てしまったような感じ。
その後、ポリス👮♀️がご婦人👩🦱のカバンの中身をチェックしたのだけど、カバンの中から出てきたのは一枚のオイスターカード(日本のSuica的なやつ)とゴミ屑のみでどこの誰かも不明。
で、一通り様子を確認したポリス👮♀️が、
「&@¥7:””( ジャンキッシュ@&@@/」
と一言。早口で全部は聞き取れなかったんだけど、ジャンキッシュって言葉だけ聞こえた。
雰囲気から察するに、
「多分クスリやってるね」
とでも言ったのではないだろうか。
救急に電話してた婆さん👵が、ポリス👮♀️に電話渡して、ポリス👮♀️が救急と直接会話。
ポリス👮♀️が状況説明してる間に、既に手配されてたと思われる小型の救急車🚑がやってきた。
あんな車じゃ患者運べないんじゃない?
というサイズ。
実物見て初めて知ったのだけど医療器具だけ積んでるタイプがあるみたいで、そこから何やら器具を持った看護士が降りてきた。
👮♀️「ありがとう、あとは対応しとくよ」
と言われ、結成から20分ほどでパーティーはスピード解散。
その後私はUSCPAの勉強に勤しみ、数時間後に同じ場所を通って帰宅したのだが、いつもの平和な交差点に戻っていた。
あの後あのご婦人👩🦱がどうなったのか知る術はない。
無事だといいが。。。
でもポリス👮♀️の言う通りクスリでラリってただけならまたそのうち街をうろついてるのを見かけるかもしれないな。
すごい街角体験であった。
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