人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

いや、鳥じじいです

去年の今頃、Blue tit(アオガラ)とCoal tit(ヒガラ)とRobin(ヨーロッパコマドリ)が家に営巣しているのを発見し、それがきっかけで小鳥の生態に興味を持つようになった。

慌てて試行錯誤しながら、小鳥たちの営巣模様を追いかけた去年とは違い、今年は寒い時期から巣箱改造、USBカメラの試し撮り、営巣しそうな場所への巣箱設置、などなど、奥様に呆れられるほどの手間を割いて臨んだ甲斐あってか、入居数がハンパない。
発見した順番で記録すると、

1号室.Blue tit
2号室.Robin
3号室.Great tit(シジュウカラ
4号室.Great tit → 営巣放棄後Blue titが入居
5号室.Blue tit
6号室.Dunnock(ヨーロッパカヤクグリ) → 発見が遅く、既に巣立ち済み

4月26日現在でなんと4種6家族様である。
まだ空の巣箱が4つあるのでもしかしたらもう少し増えるかもしれない。

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1~4号室は巣箱。
アオガラ、シジュウカラ、ロビンは樹洞巣タイプと呼ばれるそうで、巣箱のような隔離空間に好んで営巣する。
事前に営巣場所が分かっていることが多いので、カメラを仕込めるよう改造しておくなどの準備もでき、比較的容易に営巣模様が撮影できる。

5号室は、家の壁の中にある空洞。
去年、ここにはCoal tit が営巣していたのだが、ヒナが巣立つときに空洞から直接外にでるのではなく、一旦空洞から家の中を経由して巣立っていった。
巣立ち直後のむちゃくちゃ可愛いヒナを間近で見られるという、ひじょーーーにレアな体験に恵まれたのだが、今年も是非そうならないかなぁ~と期待しているところである。

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6号室は、低い木の枝の中にある巣を偶然発見したもの。
ここの住人であったヨーロッパカヤクグリは、開放巣タイプと呼ばれるらしく巣箱には入ってくれない種類。
かなり木の枝が込み入った場所にひっそりと小さな巣を作っていたので、木の枝にiphoneを適当に固定して撮影。
発見した時点でもうかなりヒナが育っていて、観察3日目であっという間に巣立ってしまった。
開放巣タイプはどこに営巣するか分からないため、短期間ではあったが間近で撮影できたのは非常にラッキーだった。
ここに次の入居者が来ないかな~、などと思いながらちょくちょく巣の様子をチェックしているが、今のところ誰も来ていない模様。

また、今年は是非ともBlack Birdクロウタドリに入居してほしくて色々と工夫をしてみたのだが、うちの庭にはそもそも彼ら好みの営巣スポットは無いようで、残念ながら来てもらえなさそう。夕方になるとよく餌を探しに庭には来るのだが、、、。

現在進行形で営巣中なのは5家族で、とてもじゃないが全ては撮影しきれない。
とは言え最低でも各種類1家族ずつは撮影したいし、記録としてそれぞれ1本のダイジェスト動画にまとめたいと思っている。

ダイジェスト動画の素材集めのために、毎日のように庭でちょこまかとPCで録画を続けているわけだが、小鳥に夢中になっている間は駐夫としての責務である家事もおろそかになりがちであり、時折奥様が庭にいる私に向け

 「こら!鳥おやじ!」

との叱責が飛ぶ。そんな時は、

 「いや、鳥じじいです」

と、謎のマウント返答でメンタルの安定を保ちながら今日も撮影に勤しむのである。

とりあえず、ヨーロッパカヤクグリのダイジェスト動画を作りました。

 

 

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