ハロウィンに参加してみた
日本でも、ここ10年くらいの話ではないだろうか?
それまでは夏の花火が終わったら、次のイベントはクリスマスだったのだけど、ちょーーーどイベントレスで間延び感があった秋にハロウィンがスポッとはまって一気にメジャーになったのは。
個人的には、日本版ハロウィンと言うと、コスプレや仮装した方々の一部がバカ騒ぎして警察のご厄介になる恒例イベント、というイメージが強い。
まあ、そういう恥部みたいな報道が目を引くし、目立つところに掲載されるし、メディアにいいように誤解させられているだけなのかもしれないけども。
そんな、まことに残念な印象の日本版ハロウィンと違って、英国版ハロウィンはとても良かった。
何より本来の主役である子供達が本当に楽しんでいたし、周囲の大人も危険がないようにその姿を見守る、そんな微笑ましいイベントであった。
「10/31の18時から、10名くらいの子供グループでTrick or Treatしに
街を回るので、良かったら一緒に来ない?」
子供の学校繋がりで仲良くなった中国人ママがそう連絡をくれて、そりゃあ願ってもない話だわ、ということで参加してきた。
集まった子達はほとんど中国人だったのだけど、偶然にもうちの子たちの仲良し日英ハーフの女の子もグループにいた。
日本語が通じる顔見知りがいて一気にテンションが上がる娘と息子。
昔から、学校以外の場所で会うクラスの女子は普段より3割り増しで可愛く見えてしまう症候群を煩っているのだが、まだうちの息子はそういう年齢ではないかな・・・。
街を徘徊している子供達の仮装は、ゴースト・ガイコツ・魔女・ゾンビ系といった、店にもよく並んでいるものが多く、当日の仮装もこれらが基本みたいだ。
一方で、全然関係ない仮装や、普段着の子達もちらほらいたのだけど、彼らも同様に楽しんでいた。
ちなみにうちの娘はワンピースのチョッパー、息子はトイストーリーのウッディだったので、後者のほう。
Trick or Treatを受け入れる家の玄関先には、カボチャ・派手なテープ・くもの巣などでハロウィンの飾りが施されているので、容易に見分けが付く。
街中を徘徊して、そういった家を見つけたら子供達が突撃して、インターホンや扉のノック金具をガンガン叩いたりして、それに反応して家の中からお菓子箱を持った住人が登場して、時には逆に仮装した住人に驚かされたりなどしながら、一時間半ほどグループで徘徊。
時々だけど飾りのない家に子供達が突撃して、
メイヨーパンプキン!(=NO Pumpkin!、カボチャ置いてない家だよ!)
ツーリーツーリー!(=Here! Here!、この家いけるよ!)
なんて、聞いたことある北京語が中国人ママ達から飛んだりして、なんとも私も懐かしい気持ちになったりした。
お菓子をハロウィン用の小さなバケツ一杯に溜め込んだ子供達は、帰宅後も中身の確認で一騒ぎ。
うちの軒先にもカボチャを置いていたこともあり、帰宅後に我が家にも2組ほど中学生くらいの子達がやってきてくれたので、ラッキーなことに初参加で Trick or Treat する側とされる側の両方を楽むことができた。
早くも来年のハロウィンが待ち遠しい感じの我が子たちなのであった。