IgA血管炎・イギリス闘病記⑬ 予後は順調に回復
予後は順調だったので、ざーっとダイジェスト的に。
3月8日(月)~3月14日(日):
隔離4~10日目
発症27~33日目
退院後、妻と息子が濃厚接触者ということで、〔妻&息子〕と〔私&娘〕間の接触を少しでも減らそうとは試みたものの、様々な制約を守りながら病み上がりの6歳児の面倒を見るというのはやはり困難極まりなく、結局対策としてやったと言えるのはマスク程度。
同じ部屋にいることも多いし、食事や入浴の際などはマスクを外すしかないわけで、
こりゃ家庭内感染は防ぎきるの不可能だな・・・
という思いでスタートした無理ゲー隔離生活であった。
退院後、息子は凄い勢いで回復。
子供は、予備体力が少ないので、症状は急激に悪化する。
一方で回復力も凄いので、症状がコロコロ変わることも多い。
と、妻の知り合いの某大学教授からのメールにもあったのだけど、本当に回復力がスゴイ・・・。
食欲も異常で引くほどであった。
食後でもすぐに
おなかすいた!おなかすいたーー!
アイムハングリー!!
の繰り返し。
食材は十分あるのだけど、調理が追い付かないレベル。
しょうがないのでそういう時はお手軽なお茶漬けを作っていたのだけど、、、なんかご飯っていうよりもおやつ代わりにお茶漬けをバクバク食べていたような感じであった。
Just eat(Uber eats 的なやつ)で£5以上買えばマクドナルドの宅配が無料になるので、それを利用して大量にハンバーガーとチキンナゲットを買ったのだが、息子が半分以上食べてしまって2日で無くなってしまい、また同じ量を注文したりもした。
調べてみたところ、もしコロナに感染していた場合、多くのケースで6日経過までには発症するとのことであった。
家庭内感染の予防はもう不可能だと思っていたので、7日目以降は開き直ってマスクも外して感染予防の対策は止めにした。
そして幸いにも家族全員コロナの症状を呈することなく隔離最終日を迎えることができた。
3月15日(月)
発症34日目
隔離を終え、この日から外出OKに。
コロナ濃厚接触者の巻き添えを食らった娘は、みんなとは一週間遅れでの登校再開に嬉しい様子であった。
息子の体調もかなり回復していて、毎朝の尿検査結果も良好。
家にいてもエネルギーがあり余って仕方ない感じだったので、学校と相談して明日から時短登校を始めることにした。
3月16日(火)
発症35日目
午前10時頃に病院から看護師の方が2名、訪問診察をしに来てくれた。
退院から今日までの食事リストを提示し、採血、血圧・体重測定など、簡単なメディカルチェックをしてもらって終了。
今のところ順調だけど、経過観察が必要な病気なので、あと3回(3/26、4/14、5/25)の定期チェックがあるそうだ。
訪問診察を終え、11時過ぎに登校。
息子的には久しぶりの登校に不安があったようで、学校に入るなりグズり始めた。
・・・が、教室に行く途中にあるICTルームに着いて、並んだPCを見たとたん、
「パパもう帰っていいよ」
と、急にスイッチが切り替わった息子。
「・・・ゲームしたいだけやん!」
と思わずツッコミ。
入り口から付き添ってくれていた事務員の方も、
「ゲームしたいならやってもいいよ!」
と言ってくれ、息子はやる気満々でPCの前に座ったのだが、、、そこにちょうど担任の先生が、息子の仲良しの友達数人を引き連れて登場。
起動中のPCの前から引っぺがされ、そのまま教室へと連行されていった。。。
この日は時短登校ということで、給食後の13時に下校予定だったのが、かなり元気でご機嫌だったようで、
14時半くらいまでいてはどうか?
と学校から申し出があり、お言葉に甘えることに。
復帰初日から上々の出来であった。
3月17日(水)~3月19日(金)
発症36~38日目
時短登校を順調にこなす。
退院時に5kg減っていた体重もほぼもとに戻り、入院前と同じ23kg台まで回復。
やっぱり絶食ダイエットはあっというまにリバウンドするんだな・・・。
3月21日(月)
発症40日目
この日からめでたく通常登校に復帰!!
ちょうどイースターの時期でもあったので、快気祝いでクラスの友達にエッグチョコを配ってみた。
朝、先生にチョコレートの入ったバッグを渡したのだけど、アレルギーとか食習慣とかの問題があって学校の先生が配ることはできないそうで、お迎えに行った時に、先生のサポートをうけながら息子が配っていた姿が面白くて思わず撮影。
学校復帰後、尿検査で潜血・タンパク反応が数日続いたことがあり、一度追加でGP受診したが、
程度の低い日常レベルのものであり、特に心配不要
との診断であった。
5月末に最後の定期チェックも終え、無事GPでの治療は完了。
今になって振り返ってみると、言語や文化の壁、コロナの影響、英国で知り合った方々のやGPスタッフの親切さなど、さまざまなことを一気に体験した濃厚な日々であったなぁ、と感じる。
特に、入院初日からの1週間は思い出したくもないほど辛い期間であった。。。
息子はもう完全に元のアニマル小僧に戻っていて、娘と喧嘩したり、気に入らないとすぐ泣き喚いたり、勝手にお菓子を引っ張り出して食べてたり、わけわからん石拾ってきて机の上に並べてたり・・・と、わがままやりたい放題でり辟易することも多いが、ふとしたときにあの過酷な1週間を思い出し、
ああ、回復してくれて本当に良かった・・・
と心底思うのである。
闘病の日々の記録はこれで終わりですが、今回の息子の闘病を通じ、日英医療の違いで感じたことも多かったので、次は闘病記の締めくくりとしてそれを纏めてみようと思います。
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2021年の野鳥営巣結果
庭の小鳥営巣が一段落したので子供らと巣箱のお掃除。
巣立ちを見届けられたのはロビンだけなので、推測込みではあるけども巣立った数は以下。
1号室.Blue tit7羽
2号室.Robin3羽
3号室.Great tit0羽:4羽いたが巣箱落下で全滅。何かに襲われた?
4号室.Blue tit0羽:4羽いたが全滅。父鳥が襲われた?のか、母鳥だけで育てていたので無理があった模様。
5号室.Blue tit7、8羽:壁の中の空洞なので正確な羽数不明。多分このくらい。
6号室.Dunnock3羽
何度も何度も巣材を運んで産座を作って卵を産んで、約2週間抱卵して、孵化した雛に何度も何度も餌を運んで、、、と、粛々とかなりの労力を費やしている姿を見ていると、
無事に全部巣立ってほしいなぁ・・・
という気持ちがどうしても生まれてきてしまうのだけども、現実はやはりシビアで巣立ちまでたどり着けないケースも多い。
全てスズメサイズのの小鳥達で、鳥類の食物連鎖的には底辺の方に位置することもあり、巣立った後もカラス、カケス、マグパイといったカラス科の捕食者に狙われるので、
成鳥までいける子たちはほんと一握りなのだなぁ~
としみじみ実感する。
この時期、庭の奥にある木々に沢山の葉が生い茂り始める。
その木々の中から、姿は見えないけども、巣立ったTitの雛たちが親鳥を呼ぶ鳴き声がたくさん聞こえるようになってきた。
うちの庭から巣立った子たちが何羽生き残っているのか知る術はないけども、また成長した子達が庭に遊びに来てくれることを期待して、今日もオヤジはバードフィーダーに餌ダンゴをセットするのである。
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〇〇〇〇ロス
いやぁ~、ロスですよ。
この時期漏れなく〇〇〇〇ロスな私です、はい。
〇の中に何が入るかって?
そんな野暮なこと聞いてほしくないですけどね、昔話をしながらちょっとずつ明かしていこうと思いますよ。
昔話その1
もう15年位前ですかね~、ポッキーのCMで踊ってた女の子があまりにも可愛くてですね、職場の同僚と飲みに行った帰りに
「俺の新技見てくれ!」
と叫んで、ポッキーダンスを酔っ払って真似していたら、あろうことかほろ酔いのヤンキー兄ちゃんにぶつかって、、、というか、一緒に居た後輩曰く
「ヤンキーじゃなくても怒りますよあれは!」
くらいの勢いで激突して、すぐ素に戻って謝ったんですけど案の定絡まれて、Yes&Sorryマンに5分くらい徹した後、一人じゃなかったってことも(多分)幸いして、無事解放されたって言うイタイ過去がありまして、それ以来ポッキーダンスは封印しています。
いやぁ~、あれは危なかった。
「あ」ぶなかった。。。の「ア」を一文字目に入れまして、
ア〇〇〇ロス。
昔話その2
これは昔っていうほど昔ではなく、もう最近なんですけどね、仕事帰りに保育園のお迎え行ってたんですけど、その際ちょろっと寄ったイトーヨーカドーの化粧品売り場にKOSEのパンフレットが置いてあったんですよ。
そのパンフレットにポッキーの女の子、、、っていうかもう素晴らしい女性に成長なさっていた彼女が載ってたんですよね。
化粧品なんか触ったこともないし、今後も死ぬまで触ることすらないであろうしなびたオッサンの私なんですが、その女性があまりにも美しいんでね、そのパンフレット欲しくなっちゃってついつい一部貰って帰ったわけですよ。
で、家帰って眺めてみたらやっぱとても萌えるわけで、
「こりゃーあと2,3部貰っといた方がいいな」
と思って翌日もいそいそとイトーヨーカドーに行ったわけですが、結構な数あったパンフレットが一日で全部なくなっちゃってて、、、私的には無駄足踏んでしまったわけですが、さすがの人気っぷりに驚愕したわけです。
きょう「が」く。。。の「ガ」が出ましたので、「ガ」を三文字目に入れまして、
ア〇ガ〇ロス
さぁ、だいたい何ロスが予想付いてきたんじゃないでしょうか?
昔話その3
これも昔っていうほど昔ではなく、ほんの数年前の話なんですけどね、彼女の新しいダンスが出たんですよね。
ポッキーダンスから実に10年以上!その名も「恋ダンス」!
これもね~、もういい年のオッサンなんで普通の人なら勇気のいる告白なのかもしれませんけどね、私全然そういう逃げとか恥じとかプライドとか無いんで、マジでホントに全然無いんで、フツーに公表できちゃうんですけどね、家でこのダンスめちゃめちゃ練習したんですよ。
ポッキーダンスみたいに外で披露して、またほろ酔いヤンキーに激突とかしちゃったらトンでもないんでね、門外不出の自宅オンリーで。
ていうか振り付け難しくてほとんどできなかったんですけどね。
・・・いやね、でもね、、、やっぱそろそろ頃合いかな~とも思ってたんですよね。
もうお生まれになってから結構経ってましたしね、、、チャンスがあれば掴みに行った方がいい時期なんじゃないかなと、そういう決断の時期はそろそろあって然るべきなのではないか!?なんて親戚のおじさん風なノリで勝手に思ってたりしたわけですが、、、はい、その日が突如訪れたわけですよ、私にしてみれば「青天の霹靂」でしたよ。
そういえば別件ですけどね、SNSで繋がってる同級生女子の方から
「ガッキー結婚したよ!」
って連絡があったんですよね、その日。
いやぁ~、、、これはこれで衝撃でしたよ、衝撃。
逃げ恥婚に驚いた方も多いんじゃないでしょうか?
でもね、私的には「霹靂」ほどじゃないですよ。
ガッキーファンの私からすれば「衝撃」でしたけどね、「霹靂」ほどじゃないです。
「霹靂」って雷ですからね、当たったら死んじゃいますから。
・・・ていうかね、昔話ついでに触れときますとその連絡くれた同級生女子もね、これも10年くらい前の話ですけどいきなり
「本日○○君(同級生男子)と入籍しました!」
なんて入籍発表をSNS上で夫婦同時にかましたりして、私の脳内裁判で有罪になった前科者夫婦でしてね、、、いやぁ~あれもいきなりでしたからね、その連絡も衝撃でしたけどね、まあ霹靂には一歩及ばないっていうか、準霹靂的な?今回の霹靂砲には一歩及ばない的な?残念!
ちなみにこのご夫妻の罪名は
「芸能人気取りの同時入籍発表で同級生界隈をザワつかせた罪」
で、初犯ということもあり執行猶予800年くらいついてます。
でもまあ友人の電撃婚だったんで今回のガッキー砲よりはびっくりしましたけどね、、、で、まあ、もうこれ以上引っ張ると字数多すぎてはじかれそうなんで〇全部埋めると、
アオガラロス
ですよ、私。
「アラガキロス」じゃないですよ?
ガッキーファンの私は「アラガキロス」なんて変な言い回ししませんよ。
別にだらだら書いた昔話が〇の穴埋めのヒントになってるなんて一言も言ってませんから私。
アオガラロス
です!!!私。
3月から2カ月以上に渡って営巣模様を観察していたのに、ある朝起きたら
巣箱空っぽ!!!!
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ですからね。
昨日までこれだったのに、、、
一気にこれもんですわ!
夜逃げかよ!
霹靂過ぎて脚立から落ちそうになってあやうく死んじゃうところでしたよ。
もうマジロス。マジで超ロスですよ。
アオガラロス。超アオガラロス。
巣立ちの瞬間を見届けるために2ヵ月間、雨の日も風の日も頑張ってきたってのに、、、来年の今頃はきっと本帰国準備で撮影どころじゃないから今回がアオガラ営巣密着ラストチャンスだったってのに、、、7匹もいたのに全部同じ日の早朝に巣立っちゃうなんてあり得なくない!?
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IgA血管炎・イギリス闘病記⑫ そしてコロナ濃厚接触者に・・・
3月 5日(金):
発症24日目入院17日目
隔離1日目
昨日、付き添いを交代した妻が言っていたのだが、小児病棟の看護師長さん的な人に
なんで付き添い交代しているの!
とお咎めをうけたらしい。
・・・いやいや、
ちゃんとドクターに確認して許可得てから交代してんねんけど・・・。
逆になんでアンタがそれ知らんねん・・・?
そこを問いたい。問い詰めたい。
となる訳だが、妻としてもそんなもんだと分かっているので無駄に反論もしない。
私とは土曜日に交代する予定だったのだけど、日曜日まで居るように言われてしまったそうだ。
そして今朝、妻から
大変なことになった・・・
と連絡があり、なにかと思ったら、なんと、
同室の男の子がコロナ陽性だった・・・!!
のである。
濃厚接触者となってしまって2週間の自主隔離を言い渡されてしまったそうだ。
その男の子は深夜に運ばれてきて、明け方まで4、5時間同室にいたらしい。
ていうかさ、コロナの症状出てる患者なんだったら、検査結果出るまで大部屋に連れてきたらアカンのとちゃうんか??
どういう運用ルールなのか知らないけど、なんだかすごいザルっぷりである・・・。
ドクター回診の際、
状態は大分良くなってきているので、明日問題なければ退院しましょう
との診断がおりた。
妻と息子がいるのは患者の出入りが激しい大部屋なわけで、またいつ何時新たなコロナ患者が運び込まれてくるかわからない。
個室ならまだしも、大部屋に留まることに対する不安も大きかったので、早々に退院できるのであれば願ってもない事である。
日曜まで交代してはダメよ!
と言われていたが、すぐにでも退院させてもらいたい気分であった。
3月 6日(土):
発症25日目入院18日目
隔離2日目
昨日、妻と息子はコロナ濃厚接触者ということで、看護師に2週間の自主隔離が必要と言われたのだが、NHSのサイトに載っているルールを見ると
自主隔離期間は10日
との記載があり、看護師の指示とは食い違っていた。
妻が看護師にそのページを見せて再確認したところ、
あら本当ね、じゃあ10日でOKよ
と、あっさり昨日の指示が覆った。
こういうのもあるあるだ。
医療従事者なんだから正しい情報をちゃんと把握していて当たり前
と思って鵜呑みにしていたら4日余分に自主隔離する羽目になっていた。
現場で毎日働くスタッフ全員が、常に最新情報を把握しているわけがない
というのが紛れもない現実であり、こういった疑いの目を持っていないと自分が損するだけなのだ。なんとも疲れる話である。。。
息子の調子は大分良くなっていて、朝時点でこれと言った不調も無かったので、あとはドクターの回診を待って退院の判断を待つばかり・・・であったのだが、そんな日に限って回診のドクターが待てど暮らせどやってこない。
いつもは午前中に回診があるのだが、急患で立て込んでいたのだろうか?結局ドクターがやってきたのは夕方であった。
特に問題なし、退院可能
との診断だったのだが、病院側の退院手続き時間が必要だそうで、この日の退院は無理ということに・・・。
うーーむ、なんともツイていない。
3月 7日(日):
発症26日目入院19日目
隔離3日目 退院
この日もドクターの回診が遅く、14時過ぎまでひたすら待機の妻と息子。
ドクターが来て無事退院の許可が下り、手続きなどでさらに少し待機があり、17時過ぎに無事退院!
体力回復補助ということで、お土産にFortini24本入りの箱も頂いて。
長かった・・・、すごい長かったよ・・・、イギリス入院生活・・・。
やったーーー!!
と喜びたいところではあるが、イタチの最後っ屁のように妻と息子がコロナ濃厚接触者になってしまい、素直に喜びきれない感じでの退院であった。
本来であれば明日から娘は学校だったのだけど、濃厚接触者の家族も自主隔離なので登校不可の旨学校に連絡を入れた。
まあしょうがない。
病院の駐車場で、車に乗った息子が急に泣き出し、
どうしたの!?
と聞くと、
帰りたくないよ~、寂しいよ~、病院がいいよ~
と言うではないか。。。
彼にとってはYouTubeを見たりオモチャで遊んだりと、それなりに病院生活が気に入っていたようで、まだまだ入院していたかったみたい。
息子の言動になんだか呆れて気が抜けてしまった。
日本との違いに悩まされることも多かったけど、無事退院できるレベルまで息子を回復させてくれたNHSに感謝して家路に。
さて、これからあと7日間家族で自主隔離である。
食材はしこたま買い込んでおいたので兵糧の心配は無し。
あとは感染していないことを祈るしかない。
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IgA血管炎・イギリス闘病記⑪ プレイチーム
3月 3日(水):
発症22日目入院15日目
朝、急に大部屋に移れと言われ慌ただしく移動。
血液検査、検尿の数値が良く、もう回復が十分とみなされ徐々に日常に近づけていくらしく、その一環での引越しらしい。
先に大部屋にいたのは2組。
1組目は生まれたばかりの赤ちゃんとそのお母さん。
一時的にいただけの様ですぐいなくなった。
2組目は1歳くらいの男の子とそのお母さん。
イスラム教徒のようで、決まった時間になると礼拝を始める。
6床分の大部屋で1床分のスペースはまあまあ広くとられていたので、個室と比べてもスペース的に手狭になった感じはしなかった。
食事は徐々に取れるようになっているのだが、看護師からFortiniを飲め飲めと言われる。
体重が24kgあったのが19.5kgくらいまで落ちておりその回復のためにプロテインが必要で、Fortiniにはそれがふんだんに入っているらしい。。。が、あまり美味しくないのでなかなか進まない。
イチゴ味のFortiniに変更してもらったところ、これはまあまあ気に入ったようでこの日は125mlのボトルを3本飲むことができ、ノルマを達成。
食事の記録を見せると、「何を食べたか?」よりも「何カロリー食べたか?」の方に重きを置いているようだった。
夕方になり、今度は背中が痛いと言い出した。
寝る姿勢を変えたり、トイレに行くために抱きかかえたりするとひどく痛がる。
幸い、回診に来ていたドクターが病棟に残っていたので、捕まえて診てもらった。
IgA血管炎の症状では無さそうだが、やや背中が腫れているようにも見えるので、少し様子を見て明日検査してみようと言われた。
やっと回復してきたというのに、新たな症状にまた不安が募る。
妻が近所のSOEUL PLAZA でぽたぽた焼きを買ってきてくれた。
これが大好きな息子は完全に入れ食い状態であった。
食欲に関してはもう心配無さそうである。
便の調子も良くなり、この日で紙おむつ生活も終了。
3月 4日(木):
発症23日目入院16日目
朝からまたFortiniをのめのめと言われる。
そんなにこの飲料がすごいのか?
と思うほど、のめのめと言われる。
シリンジに一回5ml~10ml入れて、何か食べるタイミングに合わせて飲ませているのだけど、やはり息子的には不味いそうで、なかなか進まない。
小児科病棟にはプレイチームという方たちがいる。
彼らは入院中の子供たちを見回って、退屈しないようにおもちゃやゲーム、DVDの貸し出しなどをしてくれる。
息子も薬で安定している時間帯は暇を持て余していたため、彼らの存在はかなり有難かった。
病院によってプレイチームの持っている予算も差があるようで、St. George Hospitalに比べ、Kingston Hospitalはかなり充実していた。
St. George Hospitalはジェンガが最高クラスの貸し出し玩具であったが、Kingston HospitalにはNintendo Switchの貸し出しがあり、また、驚いたことにレゴブロックやポケモンのおもちゃなんかもプレゼントしてくれた。
入院期間が長かったこともあり結構な数のおもちゃをいただいてしまった。
これがすべてタダと言うのがスゴイ。。。
そして、この日はWorld book dayというイベント日であったこともあり、プレイチームの方々は本の登場人物に仮装して小児病棟を回っていた。
残念ながら英国の童話に精通しているわけではないので、誰が何の格好をしているのか私はさっぱりわからなかったが、一番目立っていたのは赤髪の女性に扮した若い男性スタッフであった。
息子の採血はいつもは午前中にベッドの上で実施するのだけど、また連係ミスがあったようで、昼食直後に急に
採血するから処置室に来てください
と看護師に言われて移動。
注射の時に子供の気を紛らわせるために、時々プレイチームの人たちが来てくれることがあるのだけど、この日も処置室に来てくれた。
来てくれたのは一番目立っていた女装男性スタッフ。
ハーーイ!ハワユーーー!?
って感じで明るく接してきて、手に持ったタブレットを息子に渡して一緒にゲームをして、その隙に針を刺して採血、、、という算段だったのだろうけど、昼食直後の息子は移動で気持ち悪くなったみたいで思い切り嘔吐。。。
処置室が一気にしーーーんと静まり返り、汚物処理でスタッフの方々は一旦どこかに行ってしまい、私たちと赤髪女装男子だけが処置室に残され、シュールな絵面の沈黙時間が数分あった。
移動で気持ち悪くなって嘔吐はしたものの、ベースの体調は順調に回復して来ている。
昨日一昨日と排便が無いのが心配だったが、採血の後に通常便を大量にかました。
腸の動きもだいぶ回復したようだ。
ここで妻と交代。
交代後、息子の背中の痛みの原因を調べるべくMRI検査を受けたのだが、そこでの息子の暴れっぷりがすごかったらしく、妻は交代直後で激しく消耗したそうだ・・・。
で、背中の痛みの原因は、おそらく床ずれ。
確かに同じ姿勢で長時間YouTube見たりしてたからな・・・。
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いや、鳥じじいです
去年の今頃、Blue tit(アオガラ)とCoal tit(ヒガラ)とRobin(ヨーロッパコマドリ)が家に営巣しているのを発見し、それがきっかけで小鳥の生態に興味を持つようになった。
慌てて試行錯誤しながら、小鳥たちの営巣模様を追いかけた去年とは違い、今年は寒い時期から巣箱改造、USBカメラの試し撮り、営巣しそうな場所への巣箱設置、などなど、奥様に呆れられるほどの手間を割いて臨んだ甲斐あってか、入居数がハンパない。
発見した順番で記録すると、
1号室.Blue tit
2号室.Robin
3号室.Great tit(シジュウカラ)
4号室.Great tit → 営巣放棄後Blue titが入居
5号室.Blue tit
6号室.Dunnock(ヨーロッパカヤクグリ) → 発見が遅く、既に巣立ち済み
4月26日現在でなんと4種6家族様である。
まだ空の巣箱が4つあるのでもしかしたらもう少し増えるかもしれない。
1~4号室は巣箱。
アオガラ、シジュウカラ、ロビンは樹洞巣タイプと呼ばれるそうで、巣箱のような隔離空間に好んで営巣する。
事前に営巣場所が分かっていることが多いので、カメラを仕込めるよう改造しておくなどの準備もでき、比較的容易に営巣模様が撮影できる。
5号室は、家の壁の中にある空洞。
去年、ここにはCoal tit が営巣していたのだが、ヒナが巣立つときに空洞から直接外にでるのではなく、一旦空洞から家の中を経由して巣立っていった。
巣立ち直後のむちゃくちゃ可愛いヒナを間近で見られるという、ひじょーーーにレアな体験に恵まれたのだが、今年も是非そうならないかなぁ~と期待しているところである。
6号室は、低い木の枝の中にある巣を偶然発見したもの。
ここの住人であったヨーロッパカヤクグリは、開放巣タイプと呼ばれるらしく巣箱には入ってくれない種類。
かなり木の枝が込み入った場所にひっそりと小さな巣を作っていたので、木の枝にiphoneを適当に固定して撮影。
発見した時点でもうかなりヒナが育っていて、観察3日目であっという間に巣立ってしまった。
開放巣タイプはどこに営巣するか分からないため、短期間ではあったが間近で撮影できたのは非常にラッキーだった。
ここに次の入居者が来ないかな~、などと思いながらちょくちょく巣の様子をチェックしているが、今のところ誰も来ていない模様。
また、今年は是非ともBlack Bird(クロウタドリ)に入居してほしくて色々と工夫をしてみたのだが、うちの庭にはそもそも彼ら好みの営巣スポットは無いようで、残念ながら来てもらえなさそう。夕方になるとよく餌を探しに庭には来るのだが、、、。
現在進行形で営巣中なのは5家族で、とてもじゃないが全ては撮影しきれない。
とは言え最低でも各種類1家族ずつは撮影したいし、記録としてそれぞれ1本のダイジェスト動画にまとめたいと思っている。
ダイジェスト動画の素材集めのために、毎日のように庭でちょこまかとPCで録画を続けているわけだが、小鳥に夢中になっている間は駐夫としての責務である家事もおろそかになりがちであり、時折奥様が庭にいる私に向け
「こら!鳥おやじ!」
との叱責が飛ぶ。そんな時は、
「いや、鳥じじいです」
と、謎のマウント返答でメンタルの安定を保ちながら今日も撮影に勤しむのである。
とりあえず、ヨーロッパカヤクグリのダイジェスト動画を作りました。
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