妻の放言(カモと私)
近所の池に野生のカモが10匹ほど生息している。
この春に孵化した雛たちを、親ガモが育てている一団である。
時々、悪くなってしまったパンを千切ってあげたりするのだけど、同じようなことをしている人は他にも大勢いるようで、この一団は人間の姿を見ただけでワラワラと近寄って来て餌をねだるようになってしまっている。
そして餌を食べ尽くしたら、餌の切れ目が縁の切れ目と言わんばかりに、速やかに散らばり去っていく。
彼らの行動に、遠慮や謙虚さや恥じらいは無い。一ミリも無い。一ミクロンも無い。
ただ食欲に正直に生きている姿しかない。
そんな一団の姿を見て、色々とお疲れの奥様が放言しはりました。
「・・・カモはいいよねー、餌もらってるのにそれが当たり前な感じで堂々としてて。」
と。
そしてさらに放言しはりました。
「カモってアナタみたいだよねー。」
と。
な、な、な、なに言い出すんこの人???
私はただ、人生の夏休み的なこの時間を思いっきり満喫しとるだけやないですか!
それをカモみたいってなんですのー??
ちょちょっちょっちょっちょちょとまておくさーん!
ラッスンゴレライなんですのーーー?!てなもんですよ。
でもまあ、言われてみれば、この時間(奥様に言わせるといつでもどこでもだそうですが)を、遠慮も謙虚さも恥じらいも無く思いっきり楽しんでる点においてはカモっていうか、、、野生動物っぽいかもしれませんね。
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