人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

パンケーキ・デーという風習

日本人的にはさっぱり馴染みのない話であり、私も今日の今日まで知らなかったのだけど、今日はパンケーキ・デーという日でした。

今年の手帳を見ると、

 2月25日に Shrove Tuesday
 2月26日に Ash Wednesday

と書かれている。

直訳すると、

 Shrove Tuesday:告解の火曜日
 Ash Wednesday:灰の水曜日

だそうで、何にも知らない私的には

 はぁ・・・、そうですか

って感じだったのだが、

 Shrove Tuesday の俗称が Pancake Day で、

 この日はみんなでパンケーキを食べる

んだそう。ここで

 へ?なんで??なんでパンケーキ食うの??

となるわけです。

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子供の学校で、English Class for Parents が今学期も実施されることになったので、毎週火曜日に参加しているのだけど、今日が丁度その日であったということもあり、いつも振舞われるお菓子とコーヒーに加え、パンケーキが出てきた。
そして、クラスの中で、パンケーキデーの由来について説明があった。
整理すると、、、

  • キリスト教にはレント(Lent)という断食期間がある。
  • レントは「灰の水曜日」から「復活祭(イースター)」の40日間。
  • 2月の最終水曜日が「灰の水曜日」であり、つまりこの日がレントの開始日となる。当然ながら日付は毎年変動。
  • レント期間中は、卵とミルクを控える風習がある。このため、レント直前の「告解の火曜日」に卵とミルクを全部使ってパンケーキを作り食べる風習が生まれた。これがパンケーキ・デーと呼ばれる所以。

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さすがに現代では断食の色は薄れ、卵もミルクも気にせず摂取する人が多いそうだけど、「告解の火曜日」にパンケーキを食べてお祝いする習慣はがっつり残っていて、なんかマクドナルドからもウーバーイーツでお届けしますぜってメールが来ていたりした。

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あと、エプロンと帽子を身に着け、フライパンにパンケーキを載せて、400メートル近く走るレースなんかも開催されているそう。・・・これはなんか、機会があればやってみたいな、なんて思ってしまうヤツでもあるな。

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異文化の風習でなかなか興味深い話でありましたが、仏教徒の私としては全然従う必要はありませんので、明日からイースターまでの40日間もしっかり目玉焼きと牛乳を毎朝摂取していこうと思います。

 

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