パンケーキ・デーという風習
日本人的にはさっぱり馴染みのない話であり、私も今日の今日まで知らなかったのだけど、今日はパンケーキ・デーという日でした。
今年の手帳を見ると、
2月25日に Shrove Tuesday
2月26日に Ash Wednesday
と書かれている。
直訳すると、
Shrove Tuesday:告解の火曜日
Ash Wednesday:灰の水曜日
だそうで、何にも知らない私的には
はぁ・・・、そうですか
って感じだったのだが、
Shrove Tuesday の俗称が Pancake Day で、
この日はみんなでパンケーキを食べる
んだそう。ここで
へ?なんで??なんでパンケーキ食うの??
となるわけです。
子供の学校で、English Class for Parents が今学期も実施されることになったので、毎週火曜日に参加しているのだけど、今日が丁度その日であったということもあり、いつも振舞われるお菓子とコーヒーに加え、パンケーキが出てきた。
そして、クラスの中で、パンケーキデーの由来について説明があった。
整理すると、、、
- キリスト教にはレント(Lent)という断食期間がある。
- レントは「灰の水曜日」から「復活祭(イースター)」の40日間。
- 2月の最終水曜日が「灰の水曜日」であり、つまりこの日がレントの開始日となる。当然ながら日付は毎年変動。
- レント期間中は、卵とミルクを控える風習がある。このため、レント直前の「告解の火曜日」に卵とミルクを全部使ってパンケーキを作り食べる風習が生まれた。これがパンケーキ・デーと呼ばれる所以。
さすがに現代では断食の色は薄れ、卵もミルクも気にせず摂取する人が多いそうだけど、「告解の火曜日」にパンケーキを食べてお祝いする習慣はがっつり残っていて、なんかマクドナルドからもウーバーイーツでお届けしますぜってメールが来ていたりした。
あと、エプロンと帽子を身に着け、フライパンにパンケーキを載せて、400メートル近く走るレースなんかも開催されているそう。・・・これはなんか、機会があればやってみたいな、なんて思ってしまうヤツでもあるな。
異文化の風習でなかなか興味深い話でありましたが、仏教徒の私としては全然従う必要はありませんので、明日からイースターまでの40日間もしっかり目玉焼きと牛乳を毎朝摂取していこうと思います。
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