普通にYESと言ってほしい
去年の春くらいから、うちの玄関のドア枠部分がボロボロと崩れ始めた。
木製なので経年による腐食が進んでいるわけなのだが、ドアの機能に何の支障も無いので、住人である我が家的には特にこのままでも何の問題もない。
ただ、腐食がガンガン進んで見た目がかなり悪くなってきたのと、退去時にこの腐食の修理費払わされるようなことになるのも嫌なので、念のため奥様が不動産屋へ連絡。
不「大家さんへお伝えしました」
との返事があって、それ以降2カ月ほど音沙汰無し。
このまま退去まで放置かな~?
我が家的には気にしない旨も伝えたし、それで全然いいけど。
と思っていて、そんなことも忘れかけていた頃に
不「玄関の修理業者が近日中に伺います。
連絡があると思いますので対応お願いします。」
との連絡が入った。
・・・そして案の定、修理業者からの連絡は一切なく、しばらく経って再度不動産屋から
不「修理業者から連絡ありましたでしょうか?」
と確認が入り、NOと返答。
その後、不動産屋と修理業者で話したみたいで、
不「今週木曜日に修理業者が伺います。」
と連絡が入った。。。のだけど、曜日だけ言われても私的には
私「木曜のいつ来んねん??」
となる。ちょうどその日は午前中は誰もいないので、
私「木曜日だと午前不在ですので、13時以降でお願いします。」
と、不動産屋へ連絡するわけだ。そして、
不「承知しました、修理業者へも伝えました。」
と返事が来る。
・・・もうね、やり取り期間長過ぎで回数も多過ぎなのよね。無駄が多すぎるのよね。
でもね、これでもまだ安心してはいけない。
不動産屋の業者フォローもショボいので、
・午前中に来るかもしれない
・その日来ないかもしれない
・来ても道具不足で直せないかもしれない
くらいは十分起こりうるわけで、指定日時に修理業者が現れて修理完了するまでは何一つ信じてはいかんのである。
そして当日。
いやーーーやっぱり来ましたよ!業者さんが二人!朝一で!!
逆に期待を裏切らないのスゴイ!!
しかも間の悪いことに私が出かける直前!!
すぐ出掛けないといけないことを説明したところ、修理のためにコンセントを使いたいそうで、家のカギを貸してほしいとのこと。
少々不安だったがしょうがないので、鍵を一つ渡し、念のため家の中の部屋の鍵を全部閉めてから外出。
というか、俺が外出た後だったらどうするつもりだったんだろうか・・・。
で、帰宅後、玄関前で黙々と修理する作業者が一人。
挨拶しに行ったところ、
モ「俺はモハメドって言うんだ、モハメド・アリ知ってるだろ?彼と一緒だよ!」
と、なかなかフレンドリーなおっちゃんであった。
寒い中作業してくれてるので、
私「Would you like some coffee?」
と聞いたところ
モ「&$%’”)’ ノー」
との返事。
全部は聞き取れなかったのだが、最後に「ノー」と言ったのだけ聞き取れた。
私「え?今ノーって言った?コーヒーいらんの??」
と思ってちょっと怪訝な表情をしてしまったところ、モハメドが察したようで、
モ「Yes, please」
と言い直してくれた。
どうやら彼は
モ「I wouldn't say no.」
と言ったようで、これは丁寧なYESに当たる言い回しだそうだ。
モ「いらないわけないじゃん!」
的な感じである。
後日D爺の英語教室でこの話をしたところ、この表現は quite common(非常に一般的)で、
D「でもこういう二重否定は、言語の学習時に誰もが戸惑うポイントでもあるよね~」
とのことであった。
確かに日本語でも二重否定は一般的であるし、日本語を学ぶ方々も苦労してるんだと思う。
さらに日本語は同音異義語も多いしなおさらだろう。
例えば、
あれチャウチャウちゃう?
え?チャウチャウちゃうんちゃう?
ちゃうちゃう!チャウチャウやて!
ちゃうちゃう!チャウチャウちゃうて!
ちゃうちゃうチャウチャウヴヴヴーーーーーーーーワンッ!!
こんな会話を的確に理解するのは日本語ネイティブでないとほとんど無理だろう。
ドア枠はしっかりきれいに修理してもらえました。
(にほんブログ村ランキングサイトへ飛びます)