IgA血管炎・イギリス闘病記③ 考えるな!カルポれ
2月14日(日):再び救急、そして入院
発症5日目
昨日のA&Eで
またおなかが痛くなったらカルポルを飲ませるように
との指示があったので、この日の朝に買い物ついでに薬局によってカルポルを購入してきた。
このCalpol(カルポル)という薬、昨日息子が飲んだパラセタモールが主成分の市販薬。
どうやらイギリスでは「子供の病気の万能薬」的な扱いを受けているようで、何かあればまずカルポルといっても過言ではないくらい浸透している。
熱とかしんどいとか嘔吐とかのどが痛いとかおなかが痛いとか・・・、あらゆる症状に対し、
とりあえずカルポって様子見て
って診察が英国の小児治療の王道のよう。
その信頼度たるや、
「Don't think! Calpol.(考えるな!カルポれ)」
と言わんばかりである。
もし私がカルポルのCMを作ることができるなら、是非ブルースリー似の誰かにこれを言わせたい。
・・・でも現実にCMを作ることは不可能なので合成して画像だけ作ってみた。
カルポルを飲むと10分ほどで痛みが治まるようで、その後2,3時間はうなされなくなったり、寝たりと、小康状態が続く。
・・・が、その後はまた腹痛、吐き気、嘔吐の症状が繰り返される。
いろいろとググった結果から、この時点では、
体の糖分不足でこういった不調が現れているのではないか?
と思っていたので、
やはりジュースなどをちびちび飲ませるだけじゃなく
点滴をしてもらわないと快方に向かわないのでは?
との考えで、再び妻が111。
昨日の今日なので話の通りも早く、再び昨日と同じ病院に行けることになったのだが、定型の事前質問も再回答が必要になるようで、また通訳の方の助けを借りながら通り一遍の回答をこなす。
病院からのコールバックで、病状に改善が見受けられないのはおかしいということで、18時過ぎの予約が取れ、再びA&Eへ。
昨日同様にまた診察には時間がかかるだろうということで、私と娘は一旦帰宅。
この日はまた5 min Oral drinking challengeで様子を見るように言われたそうなのだが、妻が
それは昨日2時間やった。
それで改善がなく再度来ているので、違う検査や点滴などの治療をしてほしい。
と医者に要請。
結局 5 min Oral drinking challengeはやらされたのだが、他にも血液検査、尿検査、点滴などの治療を受けることができ、さらに
このまま2,3日入院していきなさい
との診断が下ったのが22時ころであった。
妻から連絡があり、今夜は着の身着のままで過ごせるとのことで、この日は再び病院に行くことなく私と娘は就寝。
ママと弟が帰ってこないと聞いた瞬間に娘は号泣したのだが、そのあとオンラインゲームをやらせたらあっさり収まった・・・。
2月15日(月):退院
発症6日目
早朝、妻から連絡があり、
息子が何か食べることが出来たら退院して良い
との診断が出たそうで、少々時間を要したが午前8時頃には飲食ノルマを達成して帰宅許可がでた。
帰宅後も腹痛は訴えるものの、NHSの指示通りカルポルを飲ませると小康状態に。
そしてカルポルの効き目が切れたころにまた
気持ち悪い
おなか痛い
と訴え始め、、、の繰り返し。
翌2月16日も同様の状況が続いた。
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