人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

IgA血管炎・イギリス闘病記① 発症初期

新型コロナウィルスの変異種が発見され、年末年始には毎日数万人の新規感染者が発生したことで再ロックダウン真っ只中、などと、悪く言えばなんぼでも悪い方向に盛って言えてしまいそうなコロナ環境のイギリス。

そんな環境下で何らか体の不調を抱えた方々が集まってくる医療施設は、できれば近寄りたくない場所ではありますが、そんな場所で約3週間にわたり息子の入院に夫婦交代で付き添いました。

今後、半年ほどに渡って経過観察が必要ではありますが、一応無事退院してほぼ日常を取り戻せた状態になりましたので、今回のイギリスの医療施設NHSでの入院記録をまとめていこうと思います。

・・・渡英してから一年半、まだどこにも家族旅行に行ってないけど、どこへ旅行するよりも強烈な体験であったのでは、、、と今にしてみればそう思える体験でした。


2月3日(水):紫斑の発見

息子がかかったのは「IgA血管炎」という病気。
幸い、死に至るような重篤な病ではなかったが、腎臓病になる可能性もあり、今後も完治するまでのしばらく尿検査などの経過観察が必要となる見込み。
この病名、日本語で検索すると「紫斑病」など他の呼称もヒットするが、最近は「IgA血管炎」という呼称で統一されたそう。

イギリスだとヘノッホ・シェーンライン・パーピュラ(Henoch–Schönlein Purpura)と呼ばれていて、医療従事者との会話の中では、頭文字だけ取ってHSPという略称が用いられていた。

特徴としてわかりやすいのが紫斑
膝より下に、見覚えのない紫色の斑点がポツポツと出ているのが確認できたら、この病気の可能性がある。

うちの場合は、妻が最初に息子の足と顔にそれぞれ2、3個の斑点があることに気づき、それが2月3日のことでした。
その時は「IgA血管炎」なんていう病気のことなぞ知るはずもなく、

 なんだろね、これ。
 なんかのできものでしょ?
 そのうち消えるんじゃない?

くらいの会話で、なにも重く考えていませんでした。


2月10日(水):腹痛と嘔吐
発症1日目

それまで特に変わったところは見受けられなかった息子が、20時過ぎころから腹痛を訴え始めた。
日中の遊び疲れで体調を少し崩したのだろうと思い、いつもより少し早めに私と息子だけ先に就寝。
・・・ただ、ずっと腹痛を訴えてうなされていて、21時ころに

 「うう、ゲボ出る」

と言うのでトイレに連れて行ったところ嘔吐。
夕方以降に食べたもの全部くらいの量。
その後落ち着いて、寝るには寝たのだが、周期的に腹痛が襲ってくるようで、夜中も何度かうなされるほどの痛みを訴えており、抱っこして歩いたり背中をさすったりして夜が明けた。


2月11日(木):GP受診

発症2日目

寝ても治らないため、医者に診てもらうべく妻がGPへ電話。
コロナ対策で受診の運用も変化しており、従来のGPを訪問しての直接受診ではなく、受付後にドクターから折り返しの電話があり、その電話で診察というスタイルになっていた。
GPは予約が取りにくく、混雑していたら平気で

 2週間後に来てください

とか言われてしまう、スピード感の著しい欠如を誇るイギリスの無料医療制度なのだが、、、コロナの影響でリモート化が進んだことで、ある意味この点は改善されたのではないかと感じた。

 よくある症状だから、たくさん水を飲んで寝てください

ということで、経口補水液のパウダーが処方されて終了。 


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 うん、、、まあそんなもんだよな、、、

ということで特に疑うこともなく診察も終了。
さすがに処方薬はリモート化不可能なので、直接GP併設の薬局まで取りに行った。。。が、ドクターの処方箋が指定された時間に行っても発行されておらず、1時間くらい待ちぼうけ。

こういうのも海外あるあるか。。。


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