メンタリズムをかじった私の失敗と、孫子の兵法並みのことを言っていた娘の話
休職前、職場では人様を評価する立場にいたこともあり、人との対話で課題を感じることがよくあった。
こりゃあ色々と勉強せなあかんなぁ〜。
と思い、その手の本を何冊か読むうちに、勉強のベクトルが心理学の領域へも向いていった。
心理学の本は面白く、結構色々読み漁ったわけですが、その中にはメンタリストDaiGoの著書もあり、冒頭に次のような事が書かれていた。
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男性脳はモノタスク、女性脳はマルチタスク
あれもこれも同時にこなすマルチタスクが得意な女性脳のスピードに、モノタスクしかこなせない男性脳はついていけない。
女性の機嫌を損ね、一度にいろいろな事を言われてフリーズする男性。これは男性の脳の仕組み上、致し方ない現象なのである。
女性との対話の際、各々の脳の構造を理解した上で、このような返答をできる男性は、いったいこの世にどのくらいいるのだろうか?
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と、いった内容である。
これを読んだ単純な私は、
なるほど!!!
と、DaiGo先生の教えにいたく感銘を受けた事を覚えている。
そして、にわか知識を身に付けた私は、なんらかの不始末の叱責を奥様から受けていた際、
男性脳は、たくさんのことを同時に処理するのが苦手なんだよ、
だからしょうがないんだよ
と、得意げに、意気揚々と返答してやったのだ。
そして結果はもちろん火に油。見事なまでに火に油。
いかに偉大なるDaiGo先生の教えであれ、TPOに応じた使い方をしないと良い効果は得られません。まさに生兵法は大怪我の元、を地で行っていた数年前の出来事。
小手先の勉強を多少続けたとしても、DaiGoレベルの域に達するのは100年経っても無理なので、奥様相手にこの技は封印する以外の道はないのである。
そしてその後、何を血迷ったか当時3歳だった娘に相談をしてみた。
私「またママ怒ってたよ〜、どうすればパパはママに怒られないんだろうね〜」
娘「そんなの簡単だよ!」
私「え?! か、簡単ですか?」
娘「そうだよ!簡単だよ!」
私「ど、どうすればいいの??」
娘「ママがやってほしいって思うことを、言われる前にやっておけばいいんだよ!」
との教え。
おおお~〜〜・・・、なんか、、、抽象的だけど、すごい芯食ったこと言うな、3歳児なのに。孫氏の兵法みたいじゃないか。。。
具体例として、掃除とか洗濯とか風呂洗いとか、私が担当の家事を、奥様に尻を叩かれる前にしっかりこなしておけというのが娘の教えであり、ここでもいたく感銘を受けたことを覚えている。
そんな末恐ろしさを感じさせた娘も、この巣籠もり生活の中で9歳に。
言われる前に宿題に取り掛かることはまずありませんし、口酸っぱく言いまくっても取り掛かりません。
やっと始めたと思っても鼻唄混じりで全く集中しないので、いつまで経っても終わらん始末。
目下順調に育っておりますが、当時感じた孫氏級の影は、今や影も形も無いわけであります。そしてロンドンは今日も曇り。
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