人生の夏休み 〜ロンドン駐夫の記録〜

「どうも、キャリアウーマンです」なワイフにライフを激しくコントロールされまくる、日々をまったり過ごしたいアラフォー終わりたての中年男子です。 職場の理解も快く得られ、晴れて休職。子供(姉・弟)と共に、妻の転勤、駐在に帯同する形で地球の裏側まで引っぱられ、ただ今初めての駐夫・専業主夫を経験中。 ほぼ同内容のInstagram【ID : @pondotaro】をこちらで清書。渡英前の事なども順不同でつぶやきます。

芸は身を助く(散髪)

この諺、英語だと、

  • Learn a trade, for the time will come when you shall need it.(技を覚えよ、技が必要な日が来るだろうから)
  • An occupation is as good as land.(職業は土地に匹敵する)

と言うそうだ。

 

芸と言っても、私の芸では無く、妻の芸。
このコロナ巣籠りで図らずも役立っていた『必殺バリカンスキル』である。

以前、私が会社の先輩と雑談していた時に、

 

先「俺、散髪は三面鏡とバリカンを使って自分でやってるんだよ」
私「え!!??マ、マ、マ、マジっすかぁ!!??」

 

という入りで激しく盛り上がったことがあった。


バリカンのセルフカットはそんなに難しくないし、享受できるメリットもかなりあってお勧めとのことで、聞いた話を簡単にQCD(Quality、Cost、Delivery)で整理してみると、以下の通り。

 

Quality

  • 1、2回玉砕覚悟でトライすれば、十分なクオリティの散髪能力が身につく。
  • バリカンなので当然ながら短髪限定。髪の長さと、再現難度は比例する。

Cost

  • 初期投資のバリカン3千円程度。以降、散髪代が0になる。
  • 子供の散髪もできるようになるので、家族単位での出費が抑えられる。

Delivery

  • 床屋に行く必要がなくなる(これで確保できる時間が一番のメリット)
  • 慣れてくると、思い立ってすぐに散髪が済ませられる。15分とかで十分。

 

身なりに関してはもともとオシャレなどとは無縁の性質。
さすがに30後半の完全なオッサン世代に入ったあたりからは、清潔感がある格好を心掛けるようになったが、その程度。
普段から髪型も短髪一択である。

30代前半くらいは自由ヶ丘の美容室で、同郷の後輩美容師さんにカットしてもらう」なんて小洒落たお上りさん気取りの時期もあったのだけど、子供が生まれて通う時間を確保しづらくなり、さらにその後輩美容師さんが帰郷してしまったこともあり、あっさり身の丈相応の10分1000円カットまでレベルダウン。

・・・で、一度手を出してしまったが最後、10分カットのお手軽さにすっかりハマってしまい、それ以降はもう完全に10分カットのとりこに。

そんな時期に件の先輩からセルフカットの話を聞かされてしまったので、すぐに興味津々モードに陥ってしまい、物は試しということでバリカンをポチったのが5年ほど前の話である。

バリカンが届き、いざカットという段で、考えうるワーストケースである「ミスって逆モヒカン」の強烈なイメージが払しょくしきれずに二の足を踏んでいたところ、

 

奥「玉砕覚悟なんだったら、私がやってあげるよ。」

 

というありがたい申し出を奥様からいただいた。
それがきっかけで、その後はずーーーっと奥様に月一くらいでカットをしてもらっている。

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奥様のカット技術とカットスピードは回を重ねるごとにメキメキと向上。
今は散髪道具(ハサミ、スキバサミ、散髪ケープ)も増え、私、娘、息子の3人のカットを合計30分ほどでこなす域に達した。

おかげで渡英後も床屋チャレンジをする必要はなく、このコロナ巣籠り生活でも散髪に関しては日常通りであり、全くストレスが無い。ただし奥様ご本人は除くが・・・。

 

子供らが育ち、年頃になればいずれ自宅カットは卒業になるのだろう。
でも、すでに身も心も育ちきった私にはこれは当てはまらない。

 このままずぅ~っと、ずぅ~っと、死ぬまでカットォ~~

と、ウルフルズのバンザイ風に行きたいところである。

 

この駐夫期間中は、私自身もセルフカット技術を身に着ける絶好の機会だと思っていたのだけど、必須アイテムの三面鏡が家に無いのでさすがに難しく断念しておりました・・・が、本日ふと思い立ってYouTubeで検索してみたら、セルフカットのレクチャー動画がたくさんある。動画見て学んで、自分でやってみようかな、、、と再考中。

 

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