子供の Home Learning Days・後編(巣籠り子守りの記録3)
前編からの続き
④渡英前に購入した問題集、日本人塾テキスト、Webに落ちているドリルを思い切り利用。
黙々と問題を解いたり、字や英単語の書き取りをするといった、能動的な反復学習も重要だと思うので、これらも毎日のノルマに組み込んでいる。
とっつきやすいPCでの学習を最初に済ませることで、子供たちもそれなりに勉強モードになっているので、さくっと取り組んでくれることが多い。
姉(小3):
- 漢字のプリントを反復練習。小2で習った漢字を9割忘れているので、Webサイト「ちびむすドリル」の漢字問題を毎日継続。
- 渡英前に購入した算数の問題集「ひとりで学べる算数(小3)」を週2,3回、1回4ページ実施。この本専用の音声授業がWeb公開されているので、そのダウンロード&再生の手順を娘に教え、一人で実施できるようにした。
- 日本人塾で配られたテキスト、計算問題の中からどれか一つを毎日2ページずつ実施。
弟(年長):
- 絵を見て、それをひらがなカタカナで書く練習(妻作成のもの、「ちびむすドリル」の練習問題など)。あと、息子が興味を示すポケモンの名前書き取りはカタカナの練習にそこそこ効果的。
- 小1の足し算、引き算の問題を、週2,3回実施。「ちびむすドリル」の計算問題。
⑤午後は遊ぶ。
ロックダウン以降、天気のいい日が多いので、昼食後はほとんど庭遊び。
この時間にP. E. Joeをしたり、近隣を運動がてら散策したりもする。
午前の勉強ノルマが終わってなくても、ここは割り切って放置。
最近庭いじりにハマってしまったので、私が黙々と庭を開墾する傍らで、子供たちは何やら謎の遊びをしていることが多い。
できれば庭いじりを手伝わせたいのだけど、任せられる事が少ないのと、やらせてみてもすぐ飽きて放り出したりと、、、この作業に関してはあまり戦力にはなってくれない。
が、庭が広いおかげで子供らもそれなりに屋外で発散することができるので、非常にありがたい。
広さと都心への距離は当然比例するわけで、ロンドン中心部の職場まではDoor to door で1時間ちょいかかってしまうのが難点といえば難点ではあるが、その分環境は素晴らしく、通勤時間を犠牲にしてこの家をチョイスしてくれた奥様の判断はベリーナイスとしか言いようがない。
⑥夕方以降は軽く。
夕方以降に時間があれば、子供らをつついて未消化の勉強ノルマをやらせる。
終わらなくても21時過ぎには就寝にもっていく方を優先。
日曜日は勉強ノルマ無しの日とし、月~土でやりきれなかった分はここで消化。
⑦子供の勉強モチベーション維持。
これは今に限った話ではないのだけど、我が家では奥様発案のポイント制度を導入。
「算数の宿題を終わらせたら1ポイント」
「テストで満点だったら5ポイント」
のように「〇〇したら◎ポイント」といった取り決めをあらかじめ子供達に伝えておいて、10ポイント貯めたら1ポンドのお小遣いに換金するシステム。
約1カ月分の勉強ノルマをエクセルで整理し、それをプリントアウトしたものを勉強机のそばに貼ってある。
消化した項目にチェックを入れていき「一日の勉強ノルマを達成したら1ポイント」という超低レートではあるが、まあまあうまく行っている。
獲得ポイントや金額は、ポイント通帳に記録。過去、何度か小遣いを紛失した経緯もあり、子供らに現金を持たせることはしないのだけど、何か欲しがった場合は、獲得金から差し引く形で購入を検討。あまりにもしょうもないものは当然却下。
要するにお小遣いをチラつかせてやる気を釣っているわけなのだけど、このポイント制の弊害としては、子供たちが
「だったら〇ポイントちょうだい!」
「ポイントくれないなら手伝わない!」
などと、時折、非常にさもしい発言をするようになってしまった点が挙げられる。
でもまあ、許容できる程度でのことなので、今もこの方法でモチベーションコントロールをしている。
⑧親の心の持ちよう。
娘の学校の校長先生から届いたメールに、以下のような下りがあった。
「勉強できなくても死にゃあせんし、ほんまにその通りっすわ~~~!」
と、完全に同意なお言葉なわけです。
今後二度とないであろう家族全員がずっと一緒にいるという貴重な日々を満喫し、心身の健康を保つ方が勉強なんかよりはるかに重要。
「命あっての物種」「生きてるだけで丸儲け(さんま師匠)」などの金言を、いつにも増して自分に言い聞かせて過ごす毎日である。
・・・さて、明日は何をして遊ぼうか。
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