英国学校のICT活用事情(巣籠り子守りの記録1)
こっちの学校全体がそうなのかはわからないのだけど、少なくともうちの子供たちが通っている学校は、日本の学校と比べるとICTの活用が非常に進んでいる。
息子の通うInfant Schoolは、
連絡は基本E-mail、
毎週算数の宿題がMathletics というWebサービスで出される、
各種経費の支払いはParent PayというWebサービスでキャッシュレス決済、
といったように、連絡、宿題、支払い、で、Webサービスが活用されている。
娘の通うJunior Schoolはもっと激しい。
激しすぎて、ついていくのが嫌なほどWeb活用が激しすぎる。
軸となるWebサービスとしてGoogle Class Roomがあり、これが授業、宿題、連絡など様々な用途に使われている。
各種経費の支払いはInfantと同じくParent Pay。さらに、J2blast(四則演算)、MyMath(算数)、TypingClub(タイプ練習)、Sharp Alert Secure Kind Brave(Web利用の啓発教育)など、ゲーム感覚で楽しめるWebサービスが10種ほど準備されている。
コロナの影響で、3月18日(水)にUK全学校の閉鎖報道があり、それを受け、3月20日(金)が最終登校日となった。
そして週明けの3月23日(月)から子供たちは原則自宅で学習開始になったのわけだけども、、、もともとWebサービス活用しまくりの状態なので、通学という行為が消え「家から学校の授業を受ける」という形に変化しただけで、学校そのものは継続している扱いとなっている。
うーん、なんかこんな感じの設定、昔漫画で読んだことあるよ、確か21エモンで。
で、漫画ではなく現実の対応をしたわけですが、これがなかなか、、、なかなかにキツかった。
31歳のママであるSueが5日間Home Learningの対応を続けたらこうなった!というジョークの画像が、クラスのWhatsAppで送られてきたのだが、精神的には確かにこんな感じ。マジで大変。カオス。超カオス。
息子のInfant Schoolでは、最終登校日にドカッと沢山の課題が添付されたE-mailが届き、メール本文にはHome Learning期間中に活用してね!という事でWebの学習素材のリンク一覧も付いていて、、、とてもじゃないが、子供の相手をしながら全部目を通せる量ではなかった。
娘のJunior Schoolでは、毎朝Google Class Roomに一日の課題をアップするから、それをやるように、とのご指示。英単語の練習、算数の計算、ウサインボルトの生い立ちらしき文章を読んで(結局読んでないけど)、なにやら設問に答えたり、自分の考えを作文したり、、、
ってできるかぁ〜〜〜こんな量!ヽ(#`Д´)ノ ~┻━┻ ⊂…
添付ファイルの内容理解して印刷するだけで昼までかかったわ!ああ!?
加えて、仲良く遊んでいたかと思えば、数分後には小競り合いを始めて、いちいち私にチクらに来る子供らからの割り込みも多発。。。
いやぁ〜、無理。無理無理。。。
無理無理無理無理無理無理リィィィウィイィ!!って、Dioっちゃうくらい無理。
・・・だって全部英語だし!読むの大変だし!!この他に日本人塾の宿題まであったりするし!!!
そんなわけで、Home Learning開始初日にして、学校からの課題を全部こなすなんてのは不可能であると悟り、早々にさじを投げることにした。。。
のだけど、玄関先のチューリップを見て少しクールダウンし、やはり、完全にさじを投げるのはいかがなものかと思い直し、適度なさじ投げ加減を模索する、試行錯誤の日々が始まったのであった(現在進行形である)。
続く。
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