インベントリチェックが間違いだらけな件(その2)
不動産屋の担当者にさっそく来ていただき、私の渾身の指摘項目50件を一つ一つ見回り。日本人相手の不動産屋なので、担当者も英国在住の日本人。日本語が通じてありがたい。
で、いくつか疑問点などは解消したものの、それでも30以上の不一致や漏れが残った。
あと、基本壁に釘やピンは打ち込んじゃいけないそうなので、住んでる間にそういう事はしないつもり。。。だがしかし!もともと打ち込まれている釘やピンが結構ある!しかもそれらの記述が中途半端で、記載漏れ多数!!
不動産屋が言うには、退去時のチェックは、基本同じチェッカーが実施するが、記載のない釘やピンは、例えチェッカー側の記載漏れであったとしても、借主側(私)が打ち込んだものとして、扱われかねないそう。
不動産屋とチェッカーは、それぞれ責任範囲が異なるようで、レポートの責任は不動産屋ではなくインベントリのチェッカーに帰属する模様。
責任範囲については良くわからなかったので、なんとなく探る感じで会話をしていたのだけど、やはり不動産屋に何でもかんでも文句言うのはお門違いみたいだ。よろず相談窓口の受付担当者くらいに期待値も下げておいたほうが良さそう。。。
インベントリチェックも、現場確認者と、レポート作成者の二役があって、現場確認者が家の中を歩いて撮影しながらコメントを録音し、それを元に別の人がレポートとして起こすらしい。
なるほど、そんな伝言ゲームスキームじゃ、精度の高い仕上がりなんて、期待するだけ無駄ってもんである。。。
でも、実際そのレベルの精度でも、十分機能するのだろうな、とも思う。
多少トラブルになることはあるだろうけど、社会全体としては十分許容範囲内に収まっているのだろう。
日本人の緻密な細部までこだわる感覚は素晴らしいと思うけど、
そんなとここだわってどうすんの?
ちゃんと機能してるしどうでもよくね?
と思ってしまう事は多々あったし、きっと私自身も同じような思いを色々な方にさせてきたと思う。
一長一短。長所は短所の裏返し。色々と表現はあるけど、世界的にマイノリティーなのは日本人の感覚の方というのは、経験的にも確信がある。
で、まあ、私の感覚に見合う仕上がりを相手に求めるだけ時間の無駄なわけで、壁の釘、ピン、フックに関しては改めて私の方で全部リスト化し、不動産屋へ渡すことにした。
そのあと、不動産屋からインベントリチェッカーへ申し入れをしてもらう。
気長に行こう。まだまだかかりそうだ。。。
1st. Aug. 2019