ザリガニを食してみた
５末から会社にお休みをいただき、６初に妻が一足先に渡英。
それ以降、子供が家を離れている間は独身フリータイム！最高！！なんて思っていたのですが、いろいろと手続きや、特に荷物整理などで大忙しの日々。
実際、休まずに働きながらワンオペで渡英準備なんてやってたら、仕事と育児に全ての時間を奪われて、永遠に準備なんか終わんなくって、渡英どころかその前に疲労蓄積でぶっ倒れてただろうと、本気でそう思いますね、余談ですけど。
んでまあ、この忙しさはある程度予想していたのですが、想定外だったのが息子⇒娘の順で、“流行性角結膜炎”、いわゆる“はやり目”への感染。。。
保育園登園禁止！
小学校登校禁止！
ななな、何たる過酷な苦行か！！
これはつまり一日中子守が必要ということで、そんなノイジーな状態で荷物の整理なんてほとんどできないわけで、特に息子が感染してたときなんかは、作業完全ストップ！！目赤いけどそれ以外はフツーに元気なもんですから。。。
ということで、もう割り切って二人でザリガニ釣りにＧＯ！しました。
さて、すでに３年ほど前の話ですが、妻がこれまたロンドンへ出張していた時期があり、かねてより興味のあった
「ザリガニを食してみよう」
という衝動に駆られたことがありました。
その時は、子供がまだ小さかったこともあり、一時的に手伝いに来てくれていた母親に、近所の公園で釣ったザリガニを持ち帰ろうとした所を見つかってしまい、ついでにその理由を問い詰められたので丁重にお答えしましたところ、
「やめなさいあんた！気持ち悪い！！」
と、強く叱責され未遂に終わりました。
四十を超えたいい大人が
「ザリガニ食べようとしたから」
などといった、筆舌に尽くしがたい低レベルな理由で、母親に本気で叱責されたという軽いトラウマ級の事実を重く受け止め、以来その衝動は心の片隅にしまっておいたのですが、、、あれ？あれ？なんか思い出しちゃったよ？？
あれ？ていうか、今俺止められる人いなくね？？食えんじゃね？これ、食えんじゃね？？？
そんな中、英国にいる妻からラインで
「CRAYFISH ORZOTTO」
の写真とともに
「ザリガニ普通に食べているようだ」
という連絡が・・・。
おるつぉっと？？という料理が何者かは知りませんが、なんか、これもう、
食っちゃえよ！YOUザリガニ食っちゃえよ！
って言ってるよね？ミエナイチカラ働いてるよね？天啓？天啓じゃね？これ。
ということで、満を持して捕まえた１０匹を３日間かけて泥抜き。共食いしないように障害物をいろいろと仕込んでおいたものの、１匹無残な姿になり残９匹。
臭み抜きのために９匹をお酒につけること１時間。
お酒は、何でも良いそうなので、荷物整理中に見つけたカルバドスというお酒を使用。買ったことすら覚えていないが、モンサンミッシェルの絵があるので、５年位前にフランス旅行したときに買ったと思われるお酒にぶち込みました。
これがもったいない？のかよくわかりませんが、どうせ飲まないので良しとします。
そして塩茹で～、からの甲殻除去～、からの背ワタ除去～、で、はいっ！残った身はこんだけ！
３日間かけて、何度も水替えて、酒に浸けて、塩茹でして、ここまで時間かけたのにたったのこんだけ！！
いやいやいや、、、どんだけ～～～ですＹＯ！！！
・・・とりあえず一匹かじってみたが、うーむ、
プリプリ感の無いエビ
ですね、これ。
物事を比較検討するQCD（Quality、Cost、Delivery）っていう３指標があるんですが、近所のオーケーストアで売ってる解凍バナメイエビと比べて、何か勝る要素あるのかこれ？
しかも、エビからプリプリ感取り除いたら、、、なんなのそれは？って話。
経験値低めのはぐれメタルみたいな？意味無くね？それって。
単品で主役になるだけの力量はなさそうなので、在庫処分の宿題であったカニ系カップラーメンと、これまた在庫処分の宿題であったカニ缶と一緒に消費する作戦に。
題して
『ザリガニガニコラボ大作戦！だガニ！！』
そして実食！！
・・・カ、カニ、うメェ～～～～～～～～～！
こ、こ、こ、これはうまい！！このカニ缶めちゃめちゃうまい！
いや知ってたけど、カニってめちゃめちゃうまい！
カニとザリガニを並べてみたら、もう、その時点で勝敗決してる！！公開処刑級！！！ってくらいうまい！
カップラもカニミソの風味がうっすらとだけど感じられて、とてもうまい！
もう、カニっていうか、『THE Re:GANI』 と、映画のタイトルみたいに格式高い感じにして神々しさを纏わせてあげたいくらいうまい！
いや～、今回生まれて初めてザリガニを食してみましたが、大いなる結論に至りました。。。
結論！やっぱりカニはウマイ！！大好き！！！
Ｑ.Ｅ.Ｄ！！
